【木村隆のマーケット&銘柄観察】ジャパンディスプレイ穏健に始まり大きく育つ相場に発展

2014年4月15日 10:46

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ジャパンディスプレイ<6740>(東1)が堅調な動きを見せている。3月19日に東証1部に新規上場されたが、初値は769円と公開価格900円を%下回る低調なスタートとなった。

 知名度は高いものの、市場からの吸収金額が大きいなど需給面への懸念が拭えず、公開価格も仮条件の下限で決定、事前の評価があまり高くなかったことも響いた。ただ、その後、4月7日には828円の高値に買い進まれるなど、穏健に生まれた分、割安買いの動きが台頭しており、先高ムードが醸成されている状況である。

 同社は、中小型ディスプレイ事業を営むソニーモバイルディスプレイ、東芝モバイルディスプレイ、日立ディスプレイズの三社が統合して生まれた。同社が製品を提供している中小型ディスプレイ市場では、スマートフォンやタブレット端末などに使われるディスプレイの高精細化、低消費電力化の流れが強まり、車載用機器分野では、車両に用いられるディスプレイの搭載数が増加するなど市場が拡大している。

 高精細、低消費電力を実現するLTPS(低温ポリシリコン)液晶ディスプレイのメーカーとしては世界最大級の生産能力を有している。強みを持つLTPS液晶ディスプレイの新たな市場を創り出し、市場成長率を上回る成長を目指す方針。

 そのために、茂原工場、能美工場において生産能力を拡大するとともに、台湾に子会社を設立、今後は、成長著しい中国市場での中小型ディスプレイ市場で、ボリュームゾーンであるミッドレンジ製品までビジネスを拡大していく計画。

 前20213年3月期は営業利益304億円(前期101億円)となった模様だが、アナリスト筋は今2015年3月期も大幅増益が有力と見ている。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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