【アナリスト水田雅展の銘柄分析】イーピーミントは、収益改善基調を評価して出直り本格化

2014年4月10日 09:34

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  SMO(治験施設支援機関)大手のイーピーミント <6052> (JQS)の株価は、下値固めが完了して水準切り上げの動きを強めている。収益改善基調を評価して出直りの動きが本格化しそうだ。なお4月30日に第2四半期累計(10月~3月)の業績発表を予定している。

  イーピーエス <4282> の連結子会社で、臨床試験を実施する医療機関向けサイトサポート業務(治験事務局運営管理)やCRC(臨床試験実施をサポートする治験コーディネーター)業務などのSMO事業を主力として、臨床研究なども展開している。

  がん・循環器系・脳神経外科など高難易度領域に強みを持ち、全国展開によるネットワークで前期(13年9月期)末の契約医療施設数は約2500施設に達している。また13年3月に綜合臨床サイエンスと業務提携し、地域・疾患領域・提携医療機関の種類などで補完体制構築を進めている。

  SMO市場の拡大、当社を含むSMO大手3社による寡占化進展という事業環境を背景に、親会社イーピーエスおよびグループ各社との連携を強化しながら18年9月期売上高80億円~100億円を目指している。重点戦略としては、大病院など優良医療機関との提携拡大や新規開拓、治験体制の整備、がん領域の拡大、プロジェクト管理体制の強化と生産性向上、臨床研究への取り組み強化と受託拡大、M&Aやアライアンス戦略などを強化する方針だ。

  今期(14年9月期)業績(非連結)見通し(11月6日公表)は売上高が前期比14.0%増の65億円、営業利益が同2.2倍の9億円、経常利益が同2.2倍の9億08百万円、純利益が同2.4倍の5億63百万円としている。受注は高難易度領域が堅調であり、前期落ち込んだ生活習慣病領域も回復傾向だ。受注高は同18.4%増の70億46百万円の計画で、期末受注残高は同6.9%増の84億15百万円となる見込みだ。

  第1四半期(10月~12月)は、前年同期比0.8%増収と売上高は小幅な伸びにとどまったが、営業利益は同7.4倍増益だった。プロジェクト管理体制強化などの効果で売上総利益率が同8.0ポイント上昇し、営業損益が大幅に改善した。通期ベースでも好業績が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、2月以降は全般地合い悪化が影響して、1400円~1500円近辺でのモミ合い展開から下放れの形となった。しかし2月17日の安値1235円をボトムして徐々に水準を切り上げ、足元では1300円~1350円近辺でのモミ合い展開から上放れの動きを強めている。4月9日には1411円まで戻す場面があった。下値固めが完了して出直り態勢だ。

  4月9日の終値1386円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS146円56銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間35円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS922円84銭で算出)は1.5倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線を突破して上伸し、週足チャートで見ると26週移動平均線突破の動きを強めている。指標面には割安感があり、強基調に転換して出直りの動きが本格化しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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