ヤフー、コード貼り付けで決済システムを簡単導入できる「Yahoo!ウォレットFastPay」を公開

2014年4月5日 14:59

印刷

サイト内に決済システムを簡単に導入することができる「Yahoo!ウォレット FastPay」の紹介Webページ

サイト内に決済システムを簡単に導入することができる「Yahoo!ウォレット FastPay」の紹介Webページ[写真拡大]

 ヤフーは4日、Webサイトを持つ事業者向けに、サイト内に決済システムを簡単に導入することができる「Yahoo!ウォレット FastPay」を公開したことを発表した。

 「Yahoo!ウォレット FastPay」では、複雑な作業をすることなく、サイトに数行のコードを貼り付けるだけでクレジットカード決済システムを導入することができるのが特徴となっている。初期費用、月額費用、売り上げにかかるトランザクションフィーは無料。また、決済手数料は、業界最安水準の3.25%にしたという。

 カードブランドはVISA、MasterCardに対応し、今後はJCB、Diners、American Expressにも対応させるという。そして、決済時には、買い手はクレジットカード番号の入力をYahoo! JAPANのページ上で行うため、売り手はカード番号を保持する必要ないという。

 決済内容はダッシュボードにリアルタイムで反映するしくみとなっている。なお、サイト実装時のライブラリはPHPに対応し、近日中にRuby、Pythonにも対応させるという。

 振込サイクルは、月末締め翌月末払いの「月1回プラン」と15日締め月末払い、月末締め翌月15日支払いの「月2回プラン」を用意。「月2回プラン」は、基本決済手数料に加えて0.1%の手数料がかかる。なお、サービス利用にはYahoo!JAPANのIDが必要で、加盟店審査(約1週間程度)も必要となっている。

 なお同社では、申し込み後にクレジットカード審査を通過した先着200人を対象に、決済手数料が6か月間2%割引となるキャンペーンを行っている。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

関連記事