3日の香港市場概況:5日続伸、中国の景気刺激策は追い風も利食い売りで上値重く

2014年4月3日 17:25

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記事提供元:フィスコ


*17:25JST 3日の香港市場概況:5日続伸、中国の景気刺激策は追い風も利食い売りで上値重く

3日の香港市場では主要指数のハンセン指数が5営業日続伸。前日比41.14ポイント高(+0.18%)の22565.08で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同70.97ポイント高(+0.71%)の10093.80、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同0.20ポイント高(+0.005%)の4224.73だった。

ハンセン指数は終日プラス圏で推移。前日発表されたADP全米雇用報告がおおむね市場予想と一致したことや、これを受けた米株高が買い手掛かりとなった。また、中国で2日夜、鉄道建設加速などの景気対策が発表されたことも支援材料となった。ただ、この日の上海株が軟調な値動きとなったほか、ハンセン指数も前日までの4連騰を受けて利食い売り圧力も強まった。後場には小高い水準でもみ合いを続けるなど、上げ渋った。

ハンセン指数の構成銘柄では、香港証券取引所(00388/HK)が0.63%上昇。同社は2日の大引け後、上海証券取引所とネットワークの相互接続を行うとの報道について、「合意はまだ」との公告を発表。ただ、最新報道では計画案が当局に提出済みと伝わっており、本土からの資金流入が意識された。

半面、中国海外発展(00688/HK)や華潤置地(01109/HK)が反落した。前日は杭州市などでの住宅購入制限の緩和報道が追い風となったが、本日は利益確定売りが先行。最新報道では、規制緩和はまだ検討中であり、文書としての具体案は完成していないと報じられている。

その他の個別銘柄では、鉄道関連やセメントセクターが高い。中国鉄建(01186/HK)が7.22%高、中国建材(03323/HK)が3.30%高で取引を終えた。中国国務院(内閣に相当)は2日の常務会議で、景気の下支えに向け、棚戸区(バラック建ての旧市街)の改造や鉄道建設の加速といった措置を実施する方針を確認した。《KO》

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