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【編集長の視点】ティムコは変わらずで寄って安値水準から4期ぶり純益黒字転換業績の買い直しが続く
<銘柄ウオッチ>
ティムコ <7501> (JQS)は、前日比変わらずの564円で寄り付き、3月24日につけた年初来安値555円に並ぶ安値水準からの底上げを窺っている。今11月期純利益が、4期ぶりに黒字転換を予想されていることを見直し、下げ過ぎ訂正買いが続いている。アウトドア・シーズンに動意付く株価特性も、再現期待を高め買いサポートをしている。
■フィッシング事業の新製品とアウトドア事業の直営店舗収益化が寄与
同社の今期業績は、売り上げ28億9000万円(前期比1%増)、経常利益4300万円(前期は200万円の赤字)、純利益2800万円(同1600万円の赤字)と予想され、純利益は、4期ぶりに黒字転換する。前期業績は、フィッシング事業が、大型台風の連続発生による悪天候要因で伸び悩み、円安進行に伴う仕入原価の上昇や一部在庫品の値下げ販売、アウトドア事業の直営店舗出店による人件費増、減価償却費負担などが重なり期中に2回下方修正され赤字着地した。これに対して今期は、フィッシング事業で独創的な新製品の開発と取扱店の強化拡大で収益性を向上させ、アウトドア事業でも、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイアー」の商品力強化とともに、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上を引き続き進め、黒字転換を見込んでいる。
なお配当については、前期は連続赤字にもかかわらず年間12円配当(前々期実績15円)と小幅減配にとどめ、今期も12円配当の継続を予定している。
■PBR0.2倍、配当利回り2.1%と割り負け一段の底上げに弾み
株価は、昨年7月の前期業績の1回目の下方修正で550円安値まで下ぶれ、今年1月の再下方修正でも560円安値をつけ、ここにきて消費税増税前の警戒相場の影響で555円と再び下ぶれたが、この500円台央がほぼ岩盤となっている。PER評価では割高なものの、PBRは0.2倍、配当利回りも、2.12%とジャスダック市場平均の1.78%を上回って下げ過ぎを示唆しており、一段の底上げにトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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