2日の香港市場概況:4日続伸、米中経済指標の改善を受けて買い継続

2014年4月2日 17:31

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記事提供元:フィスコ


*17:32JST 2日の香港市場概況:4日続伸、米中経済指標の改善を受けて買い継続

2日の香港市場では主要指数のハンセン指数が4営業日続伸となり、前日比75.40ポイント高(+0.34%)の22523.94で取引を終えた。一方、H株指数(本土企業株で構成)は同75.45ポイント安(-0.75%)の10022.83、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同28.04ポイント高(+0.67%)の4224.53だった。

ハンセン指数は総じて堅調に推移。米中の景況感指数の改善や、これを受けた前日の米国株高が支援材料となり、買いが継続した。1日に発表された中国政府版の3月製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場の予想に反してやや上昇したことで、中国経済の先行きに対する過度の懸念が緩和された。とはいえ、今月半ばに発表される1-3月期の経済成長率は大幅に鈍化する可能性があり、慎重姿勢を崩しにくい状況が続いた。指数は小安くなる場面も見られるなど、上げ渋る展開となった。

ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産株が大幅高。華潤置地(01109/HK)と中国海外発展(00688/HK)がそれぞれ4.67%、3.19%値を上げた。杭州市などで住宅購入制限が緩和されるとの観測が追い風となった。半面、好業績を受けて買われていた本土系銀行株が下落。うち中国銀行(03988/HK)が2.03%安、中国工商銀行(01398/HK)が1.47%安で引けた。

このほか、香港証券取引所(00388/HK)が後場に急伸し、5%余り上昇。その後、株式取引を一時停止した。地元メディアによると、中国本土の個人に海外株投資を認める「適格国内個人投資家(QDII2)」制度の導入をにらみ、上海証券取引所と連携を強化することで合意したと報じられている。

その他の個別銘柄では、安徽コンチセメント(00914/HK)が3.29%高。中国政府による景気対策観測が浮上する中、セメント価格の先高感も増している。また、江西銅業(00358/HK)は2.00%上昇。南米チリの太平洋沖での大地震を受け、現地から中国への銅供給が引き締まるとの観測が浮上。これが銅価格を押し上げるとの思惑につながった。《KO》

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