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【木村隆のマーケット&銘柄観察】IBJは、少子化ストップの国是がフォローの風になる
IBJ<6071>(JQS)び好業績買いのうねりが巻き起こっている。株価は2月の高値6120円からもみ合いに入っているが、押し寄せる少子化の流れを断ち切るのは日本の国是であり、婚活イベントなど各種婚活サービスを提供している同社にとって、フォローの風が吹いている。展開力を評価する流れは今後とも途切れることはなさそう。
同社は日本最大級の婚活サイト「ブライダルネット」の運営を中核に、婚活イベントの開催、全国の結婚相談所に対するネットワークシステムや運営ノウハウの提供、会員基盤を活用したメディア広告枠の運用・販売などを手掛ける(メディア部門)。そのほか、直営の結婚相談ラウンジの運営も行う(サービス部門)。
前2013年12月期は売上げ25億7400万円(前々期比21.2%増)、営業利益4億5000万円(同42.5%増))の大幅増収益決算となり、今2014年12月期も売上げ30億5000万円(前期比18.5%増)、営業利益5億4000万円(同20.1%増)の大幅増収益決算が継続する見通し。
主要サービスサイトに同時にログインできるアカウント統合などが奏功し婚活サイトの登録会員数が伸長。日本結婚相談所連盟の加盟相談所数・登録会員数も増加した。メディア広告枠の拡販、婚活イベントの開催本数・参加人数の増加など、全体的に好環境に置かれている。
結婚相談所や婚活サイトなどの入会時に得られる会員情報は、会員の趣味・嗜好のほか、年収、学歴、家族構成など多岐にわたる。顧客層は30~40代中心で比較的購買力が高く消費活動が活発なため、法人広告主からの注目度が高い点が同社の魅力。
ウェディングや不動産、保険といった周辺業界と提携した新規事業開発にも注力。アジアを中心とした海外展開にも取り組んでいる。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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