5日の香港市場概況:反落、中国債券市場でのデフォルト懸念を受け

2014年3月5日 17:34

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記事提供元:フィスコ


*17:34JST 5日の香港市場概況:反落、中国債券市場でのデフォルト懸念を受け

5日の香港市場では主要指数のハンセン指数が反落となり、前日比77.85ポイント安(-0.34%)の22579.78で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同114.78ポイント安(-1.17%)の9661.99、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同48.94ポイント安(-1.16%)の4168.01だった。

前場のハンセン指数は堅調に推移。ウクライナ情勢を巡る緊張がいったん緩和したことに加え、中国でこの日開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)において、今年の国内総生産(GDP)成長目標が据え置かれたことが支援材料となった。ただ、指数は後場に入ると値を崩し、マイナス圏に転落。この日の中国本土株が軟調な値動きとなったことや、国内債券市場でのデフォルト懸念が投資家心理を冷やした。

全人代の開幕式において、李克強首相は今年のGDP成長目標を7.5%にすると発表。一部では、7.0%への引き下げを見込む向きもあった。一方、中国の太陽電池メーカー、超日太陽能科技は4日、流動性面での問題により、今月7日に予定されている社債の利払いができない可能性があると発表した。デフォルトとなれば、中国国内の債券市場では初のケースとなる。

ハンセン指数の構成銘柄では、中国石油天然気(00857/HK)や中国海洋石油(00883/HK)など、石油株が安い。ウクライナの緊張緩和で原油相場が下落したことが売り手掛かりとなった。一方、テンセント(00700/HK)が1.63%続伸。チャットアプリ「微信」の決済プラットホームについて、百貨店など約20の分野で本格開始すると発表した。

その他の個別銘柄では、コムテック・ソーラー(00712/HK)が6.00%上げるなど、クリーンエネルギー関連が高い。李首相が環境対策を強化する方針を示したことが支援材料。李首相は施政方針演説に当たる「政府活動報告」の中で、「汚染に宣戦布告する」と述べ、太陽光発電や風力発電などを奨励する方針を示した。《KO》

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