関連記事
3月4日にジュネーブでベールを脱ぐ、VOLVOの新コンセプト・エステート
3月6日からスイス・ジュネーブで開催される「第84回ジュネーブモーターショー2014」(プレスデー3月4日・5日)の概要が入り始めた。
そのなかで非常に気になる情報は、ここ2年ほどワクワクさせる新型を発表してきたボルボのワールドプレミア・モデルだ。同社の新世代コンセプトとして発表される写真のVOLVO「コンセプト・エステート」である。
この3ドアスポーツワゴンのコンセプトモデルで、VOLVOはその機能性、堅牢であること、そして実用性とパフォーマンスを融合させ、VOLVOエステートを再定義したといえる。これまで、ボルボのV70とXC70で、エステートというセグメントにおいて高評価を得ており、コンセプト・エステートは、この伝統を次世代モデルへいかに取り入れるか、その方向性を示したモデルだ。
「かつての1800シリーズはボルボの象徴的なモデルで、美しいフォルムとディティールを持っていたことで知られています。それらの外観や内装の要素を取り入れてレトロを目指すのではなく、素晴らしい過去のモデルとの繋がりを持った純粋な美しさを、これからのボルボのアイデンティティとするよう、未来を創造していきます」とデザイン担当副社長のトーマス・インゲンラートはコメントしているように、今回世界初公開となるコンセプト・エステートのデザインは、1970年初頭のボルボ1800ESを彷彿とさせる。
インテリアデザインでも注目を集めそうだ。アップルコンピュータのiPadを彷彿させるセンターコンソールの専用のソフトで稼働するタッチスクリーンに、オーディオやエアコン、ナビゲーションなどのボタン操作系を集中配置して、「コントロールボタンや必要な情報を、直感的に操作可能で使いやすく整理することを基本とした。すべてがあるべきところに配置されることで、ドライブがより楽しく、効率的で、そして安全になった」と同副社長。
詳細なスペックなどの情報はジュネーブショーのプレスデーで発表されることとなろうが、事前に公開された写真を見ただけで、魅力的なエステート(3ドアステーションワゴンあるいはシューティングブレーク)に期待が膨らむ。(編集担当:吉田恒)
■関連記事
・2013年Mercedes/ダイムラーの2013年、A・Sクラスのフルチェンジ。Eの大規模改修で覇権を握った?
・2013年 Volvo/救世主「VOLVO V40」は同社の歴史に残るエポックカーか?
・輸入車市場 総括 2013 プレミアムコンパクト台頭の一年
・大型スポーツクーペの世界的トレンドはコレに尽きる、VOLVOクーペも「ロングノーズ・ショートデッキ」
・前面衝突予防性能に見るスバルとボルボのアドバンテージとは
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク