NEC、東京駅でSDNを活用した駅構内共通ネットワークを構築

2014年2月24日 18:29

印刷

 NECは24日、JR東日本の東京駅において、SDN(Software-Defined Networking)を活用した「駅構内共通ネットワーク」を3月完成の予定で構築すると発表した。鉄道業界で、SDNを用いた最先端ネットワーク基盤の構築は、世界初という。

 東京駅の構内には、列車運行情報をはじめとした鉄道関連情報など、多数のシステムの膨大なデータがネットワーク上を行き交っている。これまで、システムごとに専用のネットワークを構築・運用していたため、ICTを活用した新たなシステム導入には時間を要することが課題となっていた。

 東京駅「駅構内共通ネットワーク」はSDNを実現する技術の1つであるOpenFlowに世界で初めて対応した「UNIVERGE PFシリーズ」を導入。ProgrammableFlow Controller(プログラマブルフロー・コントローラ) 2台、ProgrammableFlow Switch(プログラマブルフロー・スイッチ)24台を中核として、「駅構内共通ネットワーク」を構成する。

 SDNによりネットワークを仮想化することで、一つの物理ネットワーク上に、用途に応じた論理ネットワークを作ることが可能。例えば、これまで個々に構築していた列車運行などの情報を伝送するネットワーク、ホームや改札の状況の映像を伝送するネットワークなどを「駅構内共通ネットワーク」に集約できるようになる。

 また、「駅構内共通ネットワーク」は、ネットワーク全体を可視化して統合管理できるとともに、新サービスの実施や駅構内の改良工事のたびに行っていたネットワークの構築や複雑な設定変更などを、物理的なネットワークに手を加えずに集中的に行えるようになるという。

関連記事