注目銘柄ダイジェスト(前場):ソニー、日産自動車、エナリスなど

2014年2月12日 11:34

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記事提供元:フィスコ


*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ソニー、日産自動車、エナリスなど

ソニー<6758>:1752円(前日比+50円)
5日続伸。アップルの新型iPhone部品を大量供給する交渉に入ったと報じられている。画像センサーの供給量を倍増させると見られているようだ。先の決算では、リストラ策に対する評価が高まったが、売上のボトムアップ策などに対する不透明感は残った。売上拡大に向けた方向性などには評価余地が高まりやすいようだ。

日産自動車<7201>:909円(同+24円)
買い先行。10-12月期営業利益は787億円で前年同期比27%増益、市場コンセンサスは700億円前後であったとみられ、それを上回る着地となっている。上半期決算時に業績予想を下方修正、相対的なパフォーマンスが低迷していたこともあり、今回の決算を受けて目先の安心感につながる格好へ。通期予想4900億円据え置きは想定線、第3四半期累計での進捗率は大手各社と比較して低調だが、来期以降の業績回復期待は高まる状況にも。

ダイキン<6367>:5824円(同-115円)
売り先行。同社は一昨日10日に決算を発表、累計営業利益は1196億円で前年同期比95.6%増益、市場コンセンサスをやや上回る水準での着地となった。通期計画は据置、1400億円で前期比58%増益の見通しだが、高い進捗率や1月の順調な推移から、上振れへの期待は高まる格好に。ただ、好決算期待の高かった銘柄であり、短期的な出尽くし感から利食い売りが先行している。クレディ・スイス(CS)では、好決算ながら好材料出尽しの印象と指摘。

ラウンドワン<4680>:845円(同-80円)
急落で下落率トップ。一昨日に第3四半期の決算を発表、通期最終損益の下方修正が嫌気されている。従来予想の75億円の赤字から160億円の赤字に下方修正、売却予定の固定資産の減損計上が下振れの背景に。SMBC日興証券ではバランスシート改善を狙ったものであることから、ネガティブに見る必要はないとの捉え方。

メック<4971>:1006円(同+114円)
急伸。一昨日には岩井コスモが投資判断を「B+」から「A」に格上げ、目標株価も550円から1120円に引き上げている。上方修正後の業績計画にも上振れ余地があり、通期営業利益は会社計画13億円に対して15億円と予想している。また、高周波基板用密着向上剤などの需要増加が今後も期待でき、来期以降も収益成長が続く見通しと。1月24日の高値水準突破で上値余地が一段と広がる方向へ。

ヤマトHD<9064>:2071円(同-94円)
軟調。野村が投資判断を「ニュートラル」から「リデュース」に格下げ、目標株価を1950円から1700円に引き下げていることなどがマイナス材料視されている。外注費上昇などで足元の業績は厳しく、継続的な利益改善が見込めない限り、株価水準の割高感は許容できないとの指摘。来期・再来期の収益の伸びは限定的とみているようだ。

エスケーエレク<6677>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。上期の営業利益見通しを7.0億円から13.0億円へ、通期見通しを11.5億円から17.5億円へとそれぞれ上方修正したことが好感されている。テレビやスマートフォン、タブレット端末などのパネル開発が、前期に引き続き活発に推移し、第8世代以下用のフォトマスク需要が好調に推移していることなどが背景と。

SEMITEC<6626>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。今期の営業利益見通しを2.0億円から3.7億円へ、最終利益見通しを8600万円から2.5億円へと大幅に上方修正したことが好感されている。OAや家電、自動車関連を中心に販売が好調であったほか、円安や製造コストの削減効果が寄与する。なお、海外販売比率が70%を超えており、収益面は為替相場の変動の影響を受けやすいようだ。

メイコー<6787>:777円(同-63円)
下げ目立つ。10日に第3四半期決算を発表し、営業損益は13.5億円の黒字で着地した。前年同期比では黒字転換となっているものの、通期計画である30.0億円に対する進捗率は約45%に留まり下振れ懸念が台頭する格好に。なお、足元では、好調な車載関連、海外のスマホ・タブレット関連を中心に、新規顧客の獲得と既存顧客からの受注の拡大に努めていると。

日本アクア<1429>:3600円(同+545円)
急伸。今期売上高は前期比32.6%増の130.3億円、営業利益は同40.2%増の13.4億円と大幅な増収増益見通しとなったことが好材料視されている。断熱材「アクアフォーム」の高断熱・高気密性、価格競争力の優位性を武器に市場ニーズを捉え、戸建住宅向け断熱材の施工販売は前期と同程度の売上高を見込んでいるほか、新たに強化する建築物向け断熱材の施工販売の受注も順調に推移する見通し。

タカラBIO<4974>:1920円(同+52円)
買い先行。国内初のがん免疫遺伝子治療の医師主導治験による治験計画届を提出したと発表したことが材料視されている。TCR遺伝子治療法は、がん患者から採取したリンパ球に遺伝子を導入して患者に戻すことにより、遺伝子改変されたリンパ球が患者の体内において、がん細胞を特異的に認識して攻撃し、消滅させることを目指す新しいタイプのがん治療法で関心が高まる格好に。

エナリス<6079>:1788円(同+224円)
大幅続伸。10日に本決算を発表し、今期営業利益は前期比70.0%増の12.6億円、最終利益は同91.4%増の8.1億円と大幅増益見通しとなったことが好感されている。これまで蓄積したPPS向け業務代行のノウハウを生かし、需給管理システムの開発を強化するほか、電力代理購入サービスの販売地域を広げるなど、エネルギーマネジメント事業の拡大を図ると。なお、前期営業利益は7.4億円となり、従来計画であった8.6億円を下振れて着地している。《KO》

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