安倍首相はリビジョニスト?過度の対中警戒感がもたらす閉鎖社会への指摘

2014年2月10日 10:12

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記事提供元:フィスコ


*10:12JST 安倍首相はリビジョニスト?過度の対中警戒感がもたらす閉鎖社会への指摘
安倍首相は「修正主義(リビジョニスト)」なのだろうか。この修正主義とは、「歴史修正主義」と使われることが多く、特に自国に対する歴史観を修正しようとする動きに当てはめられる。また、米国ではかつて、日本に自由貿易の考え方はなじまないとして、対日政策の変更を迫る一派をリビジョニストと呼んだ時代もあった。

英フィナンシャル・タイムス(電子版、9日付)は安倍首相をリビジョニストと呼び、戦時中に日本が取った残虐行為が不平等なほどにクローズアップされてきたと考えている人物だと描写している。

記事では秘密保護法案や靖国参拝、NHK問題などを取り上げているが、「安倍首相にとって都合が悪いのは、日本国民の大部分が戦後築き上げられた平和主義を強く信奉しており、首相ほど保守主義ではないことだ」とも指摘。

また、中国は安倍首相が日本の近隣諸国に対する危険分子だと主張しているがこれはナンセンスで、首相の言動が日本自身にとっても危険になりえると分析している。中国の台頭で東アジアの緊張が高まっているが、これに対する過度の警戒感が日本に跳ね返り、日本の解放社会が閉ざされていくのであれば「不幸だ」と記事は警告している。《RS》

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