東レとNTT、着るだけで心拍数などが計測できる機能素材「hitoe」を開発

2014年1月30日 14:53

印刷

「hitoe」を使用した生体情報計測用ウェアと心拍数・心電波形の計測イメージ(東レ、NTT、NTTドコモのニュースリリースより)

「hitoe」を使用した生体情報計測用ウェアと心拍数・心電波形の計測イメージ(東レ、NTT、NTTドコモのニュースリリースより)[写真拡大]

 東レ、NTTは30日、着るだけで心拍数・心電波形などの生体情報を取得できる機能素材「hitoe」を開発・実用化したと発表した。今後、生体情報計測用ウェアの商品化を目指すという。

 両社によると、「hitoe」はフィット性や通気性などを兼ね備えており、洗濯して繰り返し利用することもできる。日常生活を阻害せずに利用できるため、職場、学校、スポーツ、運転中などのさまざまなシーンでの活用が期待される。

 最先端繊維素材であるナノファイバー生地に高導電性樹脂を特殊コーティングすることで、耐久性に優れ、生体信号を高感度に検出できる機能素材としての実用化に成功したという。

 両社は今後、「hitoe」を活用した生体情報計測用ウェアの商品化への取り組みを開始していくとしている。

 また、NTTドコモが2014年中を目途に、「hitoe」を利用した生体情報計測用ウェアとスマートフォンなどを活用したサービスの提供を開始する予定という。

関連記事