概況からBRICsを知ろう~インド市場は続伸、中国での流動性懸念の後退を好感

2014年1月22日 10:28

印刷

記事提供元:フィスコ


*10:28JST 概況からBRICsを知ろう~インド市場は続伸、中国での流動性懸念の後退を好感
【ブラジル】ボベスパ指数 48542.07 -0.34%
昨日21日のブラジル市場は4営業日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比166.34ポイント安(-0.34%)の48542.07で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは32、値下がり35、変わらず5と売りが優勢。セクター別では、素材や資本財が売られた半面、石油・ガスやヘルスケアが高い。

中盤にプラス圏を回復したが、その後は再び売り優勢に転じた。ボベスパ指数はこの日、昨年8月7日以来の安値を再び更新。鉄鋼や鉄鉱石など大型銘柄の大幅続落が指数の足かせとなった。最大の貿易相手国である中国における成長モデルの再構築を受け、成長ペースが一段と鈍化するとの観測が資源に対する需要の減少懸念を強めた。

【ロシア】MICEX指数 1504.68 +0.62%
21日のロシア市場は3日続伸。主要指標のMICEX指数は前日比9.32ポイント高(+0.62%)の1504.68で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは24、値下がり25、変わらず1と売りがやや優勢。MICEX指数はこの日、終値ベースで約1カ月ぶりの高値を更新した。

朝方は下げ幅を縮小させる場面もあったが、その後は再び買い戻された。天然ガス最大手ガスプロム(GAZP)などの大幅上昇が指数をサポート。中国向けの輸出価格が翌22日にも発表されるとの期待から買いが先行した。同社の広報部によると、アレクセイ・ミレル最高経営責任者(CEO)は22日に中国石油天然気(CNPC)の周吉平会長と会う予定だという。輸出価格の最終決定などについて明らかにしなかった。一部メディアは今月5日、中国向けの輸出価格が1英熱単位(BTU)当たり13米ドル(約1355円)になる見通しだと報じた。

【インド】SENSEX指数 21251.12 +0.22%
21日のインドSENSEX指数は続伸。中国で流動性懸念が後退し、この日のアジア株式相場がそろって上昇。インド市場もこうした流れを引き継いだ。また、インド準備銀行(中央銀行)が今月28日に利上げを見送るとの思惑も追い風となり、指数は一時21300の節目まで上昇。ただ、前日20日に大幅反発したIT最大手タタ・コンサルタンシー・サービシズが大幅下落したほか、国営企業や製薬、電力セクターの下落なども指数の重荷になった。

【中国本土】上海総合指数 2008.31 +0.86%
21日の上海総合指数は反発。前日割り込んだ節目の2000を回復した。中国人民銀行(中央銀行)がこの日、総額2550億元(約4兆円超)の大型の資金供給オペを実施したことを受け、流動性不足懸念がひとまず後退した。また、足元の株価下落を受けたテクニカルな買い戻しも入ったもよう。加えて、新型の都市化計画が近く発表されるとの観測や、都市部の鉄道整備に1兆元以上が投入されるとの報道が関連銘柄の物色手掛かりとなった。《FA》

関連記事