10日の中国本土市場概況:上海は2000の大台割れ寸前、昨年7月以来の安値を再び更新

2014年1月10日 17:01

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記事提供元:フィスコ


*17:01JST 10日の中国本土市場概況:上海は2000の大台割れ寸前、昨年7月以来の安値を再び更新

10日の中国本土市場は続落。上海総合指数は前日比14.32ポイント安(-0.71%)の2013.30、深セン成分指数は同98.69ポイント安(-1.27%)の7648.04で取引を終えた。前半にプラス圏を回復する場面もあったが、その勢いは続かなかった。上海総合指数はこの日、終値ベースで2013年7月31日以来の安値を再び更新した。

需給懸念が解消されていないことが引き続き圧迫材料。今週8日に新規株式公開(IPO)の公募を実施した2社の応募総額が1245億元(約2兆1538億円)に上ったと報じられた。また、「影の銀行(シャドーバンキング)」の規制強化懸念が再燃していることも嫌気された。

一方、2013年の貿易総額が初めて4兆米ドル(約420兆円)の大台を突破したとの発表が支援材料となり、上海総合指数は前半に一時プラス圏を回復する場面もあった。また、「民営医療機関の管理方法」の発表や「一人っ子政策」の緩和が近く開始されるとの観測も関連銘柄の物色手がかり。さらに、適格海外機関投資家(QFII)による取引口座の開設数が昨年12月に同年の最高を記録したとも報じられた。

なお、2013年12月の輸入増加率が市場予想を大幅に上回った一方、輸出増加率は市場予想を下回った。発展モデルの転換に伴い、貿易黒字の縮小が避けられないとの見方が優勢。2014年の成長予想について、2013年から鈍化あるいは加速の2通りに分かれているが、おおよそ7-8%の間に収まっている。《KO》

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