東芝、インドで変圧器・開閉装置事業の買収完了

2014年1月6日 16:09

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 東芝は6日、インドのヴィジャイエレクトリカルの電力・配電用変圧器と開閉装置(T&D)事業の買収を完了したと発表した。新たに設立した東芝電力流通システム・インド社で事業を展開し、5年後に20%のシェア獲得を目指す。

 新会社では、ヴィジャイ社から買収した事業に東芝が保有する設計・製造技術と製品ラインアップを加えることで、インド以外でもグローバルに電力・配電用変圧器、開閉装置を供給できる体制を確立するという。

 また、インド国内では電力用パワーエレクトロニクスシステム事業と鉄道用電力システム事業を展開する計画という。

 同社は、今回の買収によってインドのT&D市場で5年後に20%のシェアを目指すほか、日本・ブラジル・中国・ロシア・マレーシア・ベトナムなどのT&D製造・販売拠点やランディス・ギア社のグローバル販売網を活用することで、2015年度にT&Dとスマートグリッド事業の売上高7,000億円を目指すとしている。

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