【銘柄フラッシュ】グリムスやネクシィーズが急伸し藤倉ゴムは4日連続ストップ高

2013年12月27日 16:13

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 27日は、円相場が1ドル105円台に入り2008年10月以来5年ぶりの円安になったためマツダ <7261> が1.9%高で高値を更新し、富士重工業 <7270> も高値に進み大引けは0.6%高。

 首相の靖国神社参拝に対して中国の反応が厳しいため様子見気分。ただ材料株物色は旺盛で、琉球銀行 <8399> が11.5%高、沖縄銀行 <8397> は7.8%高など、辺野古埋め立て工事による景気回復や振興予算に期待高揚。大王製紙 <3880> は3.3%高だが好需給を背景に年間を通じた株式市場の回復による景気敏感株の特性を発揮して連日高値。藤倉ゴム工業 <5121> は次世代電池を材料に連日急騰し4日連続ストップ高の20.8%高。グリムス <3150> (JQS)はエナリス <6079> (東マ)との提携を引き続き好感し2日連続ストップ高の17.4%高。

 日経平均は朝方を除くと14時30分ころまで軟調だったが、東証1部の値上がり銘柄数は7割を超え、TOPIX(東証株価指数)は小高いまま堅調。大引けにかけては日経平均の先物がバランス修正高となり日経平均も堅調転換し8日続伸。TOPIXとの連動性が高い高時価総額銘柄が強く、NTTドコモ <9437> は1.2%高程度ながら高値更新。

 東証1部の値上がり率1位は3日続けて前出・藤倉ゴム工業 <5121> となり20.8%ストップ高、2位はネクシィーズ <4346> の17.3%ストップ高となりSBI証券と共同の金融証券事業などが期待されて出直り急、3位はティアック <6803> の12.1%高となり個人好みの低位株で円安効果などが言われて連日高値に進んだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【木村隆のマーケット&銘柄観察】住友金属鉱山は来期の増益転換を取り込む相場へ(2013/12/20)
【株式評論家の視点】ブロードリーフは下値確認し本格出直り、公衆無線LANサービスを開始(2013/12/20)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事