【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アーバネットコーポレーションは調整一巡感、通期ベースの好業績に見直し余地

2013年12月11日 09:06

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  投資用マンションのアーバネットコーポレーション <3242> (JQS)の株価は調整一巡感を強めている。消費増税後の反動が警戒されている可能性もありそうだが、投資用マンションの市場が拡大しており、今期(14年6月期)好業績を見直す動きが強まるだろう。

  東京23区で投資用・分譲用マンションの開発・販売事業を展開している。マンションに対する投資・購入マインドは旺盛であり、REITやファンドによる投資用マンションの購入も活発化している。20年東京夏季五輪も追い風となって投資用マンションの市場拡大が予想される。

  今期の業績(非連結)見通しは売上高が前期比41.0%増の100億円、営業利益が同36.6%増の10億35百万円、経常利益が同35.3%増の8億50百万円、純利益が同7.7%増の7億80百万円としている。着工中の投資用ワンルームマンション12棟590戸のうち464戸、共同事業による土地転売2物件などの販売を予定している。人件費や資材価格の上昇がコストアップ要因だが、販売面では高額物件を中心に好調が続いているようだ。第1四半期(7月~9月)は売上計上予定物件が少なく大幅減収減益だったが、通期ベースでは好業績が期待される。

  株価の動き(7月1日付で株式200分割)を見ると、上値を切り下げて調整局面が続いている。11月12日には259円まで調整する場面があった。消費増税後の反動が警戒されている可能性もありそうだ。しかし8月29日の安値249円まで下押すことなく、足元は280円近辺で推移して調整一巡感を強めている。

  12月10日の終値280円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS37円79銭で算出)は7~8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間7円50銭で算出)は2.7%近辺、実績PBR(前期実績のBPS128円12銭で算出)は2.2倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを抑える形だが、一方では下値を切り上げる動きも見せている。調整のほぼ最終局面だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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