【アナリスト水田雅展の銘柄分析】トレジャー・ファクトリーは中段モミ合い煮詰まる、11月既存店売上の好調も評価

2013年12月10日 09:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  リサイクルショップのトレジャー・ファクトリー <3093> (東マ)の株価は、10月の年初来高値から一旦反落して上げ一服の形となったが、強基調に変化はなく調整一巡感を強めている。11月の既存店売上の好調も評価して10月高値を試すだろう。

  関東圏を中心に総合リユースショップと服飾専門リユースショップを直営とFCで展開している。関西への出店も開始して13年5月には総合の関西1号店・神戸新長田店、13年10月には服飾の関西1号店・尼崎店がオープンした。また13年11月には新業態の古着アウトレット1号店・ユーズレット久喜店がオープンした。13年11月末時点の店舗数は直営総合47店舗、直営服飾21店舗、新業態の古着アウトレット1店舗、FC総合4店舗の合計73店舗である。

  リユース市場の拡大も追い風として、出店エリアの拡大、新規出店の加速、家具・家電の出張買い取り強化、Web経由の販売・買い取り強化などを推進している。さらに、多店舗展開に向けて13年6月に物流センターを拡張移転した効果も寄与して、中期的に収益拡大基調だろう。

  今期(14年2月期)の業績(非連結)見通しは売上高が前期比15.7%増の92億40百万円、営業利益が同8.2%増の6億80百万円、経常利益が同8.2%増の6億92百万円、純利益が同1.2%増の3億76百万円としている。通期の新規出店は10店舗の計画だ。

  利益が計画を上回った第2四半期累計(3月~8月)の通期見通しに対する進捗率は売上高が45.8%、営業利益が40.6%、経常利益が41.5%、純利益が42.3%である。既存店の好調が続いていることに加えて、期中の新規出店や買い取り強化の効果なども寄与して好業績が期待される。

  12月9日発表の月次売上(直営店の店舗売上、前年比速報値)を見ると、13年11月は全店が119.0%、既存店が108.1%だった。衣料・服飾雑貨、生活家電、家具などが好調に推移した。全店伸び率、既存店伸び率ともに今期最も高い伸び率だった。なお11月の新規出店は1店舗(古着アウトレット業態のユーズレット久喜店)で、11月末時点の店舗数は合計73店舗(うちFC4店舗)となった。

  株価の動きを見ると、10月23日に付けた年初来高値1785円から反落して、概ね1550円~1600円近辺でモミ合う展開のようだ。上げ一服の形となったが、大きく下押す動きは見られず堅調に推移している。12月9日には取引時間中に発表した13年11月の月次売上も好感して、前日比31円(2.01%)高の1579円まで上伸する場面があった。強基調に変化はなく足元では調整一巡感を強めている。

  12月9日の終値1571円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS135円85銭で算出)は11~12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は1.2%近辺、実績PBR(前期実績のBPS745円53銭で算出)は2.1倍近辺である。日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復する動きを強め、週足チャートで見ると13週移動平均線が接近して反発の動きとなった。強基調に変化はなく、自律的な短期調整が完了して10月高値を試すだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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