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大日本印刷、マレーシアに写真印刷材の新工場 デジタルプリント需要に対応
大日本印刷は3日、写真のプリントなどに用いられる昇華型熱転写記録材を生産するマレーシア工場が同日竣工したと発表した。デジカメの写真印刷などで需要の高まりが期待されている東南アジア向けに供給する計画。投資額は約50億円。
同社によると、今回の新工場はコーティングからパッケージングまでを行う一貫生産体制で、顧客ニーズや納期への対応力を高めているという。シンガポールに面してアジアの物流ハブとなるマレー半島南端に位置しており、東南アジア各国を中心とした世界各地へ昇華型熱転写記録材を供給していく予定。
東南アジアでは、デジタルカメラの写真印刷や、証明写真、観光地写真などで今後のフォトプリント市場の伸びが期待されている。
大日本印刷は、同工場をフォトプリント事業の海外展開における中核工場の一つとして位置づけ、事業拡大を積極的に進めていくという。工場の運営を行う同社子会社のDNP IMSマレーシアは、2016年度に約40億円の売上を目指す。
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