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【木村隆のマーケット&銘柄観察】ラサ商事は子会社吸収で飛躍への態勢が整う、評価不足を払う
ラサ商事 <3023> の評価不足が目立っている。同社は、従来、資源・金属素材関連事業、産機・建機関連事業、環境設備関連事業を手掛けてきた。そこに、2012年1月に、合成樹脂・油脂・化学品の専門商社であるイズミ株式会社を子会社化し、事業領域の拡大を果たした。これにより、従来の事業に新たに化成品関連事業、不動産賃貸関連事業が加わり、より多様な形の事業体制が整った。
今2014年3月期の9月中間決算は売上げが114億5000万円から117億5000万円(前年同期147億6000万円)へ、営業利益も6000万円から1億5500万円へ、ともに上振れての着地となった。通期の業績については、従来の売上げ270億円(前期比6.5%減)、営業利益12億3000万円(同3.4%減)の見通しを据え置いている。
イズミの子会社化に伴い、同社とイズミ両社の商品、及びネットワークの相互活用を随時拡大し、グループとしての売上・利益の拡大につなげるために、今2014年3月期を初年度とする3ヵ年中期経営計画「New Challenge Rasa 2015~飛躍に向けた第一歩」を策定し、スタートさせた。
次なる成長に向けて既存市場の深耕と新たな分野の創出を目指し、「素材」「技術」「新市場と環境」の3つのキーワードが基本。特に、今後の成長のカギとなる「環境」分野においては、得意とするスラグ処理技術の販路として石炭ガス化複合発電のスラグ処理設備に、同社の「ラサ・システム」を納入するべく、取組みを強化している。エネルギー活用のベストミックス面から、石炭火力発電は、世界的にも今後大きなウエイトを占めると見られており、同社の活躍余地は大きい。
中期経営計画の最終年度の2016年3月期には営業利益18億円(前3月期14億5000万円)を想定している。PER8.1倍、PBR9.5倍、そして配当利回り3.31%は、どれも割安さが目立つ。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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