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nms 中国の市場環境激変に対応、TKRの持株比率を高めて純利益2.3倍へ
*08:59JST nms---中国の市場環境激変に対応、TKRの持株比率を高めて純利益2.3倍へ
製造業向けアウトソーシングを手掛ける日本マニュファクチャリングサービス<2162>は14日、上期決算(4-9月期)を発表した。連結業績は、売上高が前年同期比7.1%増の208.23億円、営業損益が3.45億円の赤字(前年同期は4.71億円の黒字)、経常損益が0.68億円の赤字(同4.61億円の黒字)、純損益が1.97億円の赤字(同2.00億円の黒字)だった。
国内の経営環境がほぼ想定どおりに推移したのに対して、中国での経営環境が想定以上に激変したことが業績に大きく影響した。昨年の尖閣諸島問題以降、中国での日系メーカーの受注減が想定を超える速度と規模で推移したことに加えて、中国の人件費高と人民元高が重なって、中国での製造業の競争力が東南アジア諸国と比較して相対的に低下しており、中国・香港の子会社での製造受託を中心に影響を受けた。
下期に向けて、グループ体制の再編とビジネス構造の再構築を柱とした「新中期経営計画」の策定に着手している。これに先立って、子会社TKRの持株比率を53.01%から87.01%にまで高めると発表。国内事業の再構築、中国EMS事業戦略の抜本的に見直し、グループ意思決定をより円滑化する。これにより発生する負ののれん10億円程度を特別利益として計上する見込み。なお、10月に日立メディアエレクトロニクスの電源関連の事業を継承しており、国内EMS事業の業績改善が期待されるが、本格的な業績への寄与は来期以降になる見込み。
上期までの環境の激変を受けて、決算発表と同時に通期業績見通しを修正した。新しい通期計画は、売上高が前期比6.8%増の415.00億円、営業損益が5.00億円の赤字、経常損益が2.50億円の赤字、純利益が前期比2.3倍の5.50億円としている。
同社は「製造業の戦略的パートナー」を標榜し、事業コンセプト「neo EMS」のもと、国内外で製造アウトソーシング事業を手掛ける。設計・開発から、試作・評価、生産・品質管理、検査、修理・CSに至るまで、業務請負と人材派遣を組み合わせてワンストップでサービスを提供する。《FA》
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