29日の香港市場概況:反発で年初来高値を更新、中国PMIを前に商いは縮小

2013年11月29日 17:31

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記事提供元:フィスコ


*17:32JST 29日の香港市場概況:反発で年初来高値を更新、中国PMIを前に商いは縮小

29日の香港市場では主要指数のハンセン指数が反発となり、前日比92.20ポイント高(+0.39%)の23881.29で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同55.98ポイント高(+0.49%)の11441.27、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同42.37ポイント高(+0.91%)の4683.69だった。

ハンセン指数は終値の年初来高値を更新し、2011年4月以来、約2年7カ月ぶりの高値で引けた。前日の欧州株高や香港株の先高感が支援材料。ただ、前日の米国市場が休場で手掛かりに乏しいほか、短期的な過熱感も意識される中で上値の重さが目立った。12月1日には中国の11月製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表されるとあり、手控え気分も強まった。商いも細り、売買代金は今月12日以来の500億HKドル割れとなった。

ハンセン指数の構成銘柄では、テンセント(00700/HK)が1.45%高となり、指数の上昇をけん引した。中国の投信会社4社と提携し、来月にもモバイル金融サービスを開始するとの報道が材料視された。また、港湾関連が高い。中遠太平洋(01199/HK)が2.11%高、招商局国際(00144/HK)が1.23%高で取引を終えた。

港湾関連を巡っては、中国政府が海運業の発展を国家戦略に昇格する可能性が報じられたことが支援材料。この報道を受け、海運セクターが全般に大きく上昇した。中海発展(01138/HK)が8.16%高、中国遠洋(01919/HK)が4.45%高で引けた。

半面、国泰航空(00293/HK)が2.26%安。足元で大きく上昇していた反動に加え、来年に傘下のドラゴン航空が人員を増強するとの報道がコスト増大懸念につながった。ハンセン銘柄以外では、ネットドラゴン(00777/HK)が6.66%下落。発表した7-9月期決算が実質減益となったことが嫌気された。《KO》

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