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日立製作所、アタカ大機、日鉄住金テックスエンジなど/本日の注目個別銘柄
<6501> 日立製作所 755 -6出来高トップ。買い先行後は伸び悩み。情報通信事業説明会が開催予定となっており、期待感が先行する状況になったようだ。大型不採算案件の収束状況、中期計画の進捗や具体策などが注目点とみられているもよう。同社の最大セグメントの一つであり、ポジティブな内容表面化に伴う株価上昇を先取りへ。ただ、説明会終了後は出尽くし感が先行か、利食い売りが優勢となっていった。
<6723> ルネサスエレクトロニクス 663 -36下げ目立つ。UBSでは投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げしており、売り材料視される格好に。目標株価は700円としている。構造改革は今後2年間をかけて実行されるわけだが、株価はすでに改革完了を想定した水準まで上昇したと判断しているようだ。足元では上昇ピッチが早まっていたこともあって、利食い売りも集まりやすくなっている。
<6762> TDK 4780 -55売り先行。UBSでは投資判断を「ニュートラル」から「セル」に格下げしている。目標株価は4300円としているもよう。構造改革は着実に進展しているが、電源、マグネット、ITOフィルムなどは下期に赤字が解消できるか依然として不透明、HDDヘッドも来期までは楽観できないと指摘。こうしたなか、株価上昇で割安感は乏しくなったとの見方に。
<4507> 塩野義製薬 2252 -71売り先行。モルガン・スタンレー(MS)では投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に格下げ、目標株価は2600円から2400円に引き下げている。足元の株価は好調だが、当面の期待イベントは概ね一巡したと指摘。ポストHIVの新薬などは魅力だが、結果は来年以降と時間を要するとみている。
<9132> 第一中央汽船 121 +6買い先行。海運セクターは昨日も強い動きが目立っていたが、前日のバルチック指数が10%近い急上昇となり、本日も買いが先行する形になっている。昨日は相対的に上げ幅が小幅にとどまった同社だが、バルチック指数との連動性が高い銘柄であり、本日は短期資金の関心も強まる格好のようだ。
<9065> 山九 387 +22買い先行。バークレイズでは投資判断を「アンダーウェイト」から「オーバーウェイト」に一気に2段階格上げ、目標株価も280円から450円に引き上げており、買い材料視されている。業績下方修正で悪材料は概ね織り込まれたほか、下期から来上期にかけては比較的利益率の高い大型工事の受注増加で、業績は改善フェーズに向かうとみているもよう。出遅れ感の強い株価には見直しの動きが強まっていくと考えているようだ。
<8068> 菱洋エレク 1103 +95急伸。前日に第3四半期の決算を発表、同時に自己株式の取得を発表しており、需給期待が高まる展開となっているもよう。発行済み株式数の2.3%に当たる60万株を上限としており、取得期間は本日から今年末までとしている。なお、第3四半期累計営業利益は11.4億円で前年同期比86%増益と、順調な好決算となっている。
<1978> アタカ大機 487 +80ストップ高比例配分。日立造船<7004>が株式交換での吸収合併を発表、交換比率に鞘寄せする動きとなっている。同社株は3月27日付で上場廃止となる。交換比率は1:0.66、日立造船の前日終値800円を前提とすると、理論株価は528円となる。なお、日立造船では、ニチテックの完全子会社化も発表している。
<1819> 日鉄住金テックスエンジ 455 +45後場は買い優勢。前引け後に、新日鉄住金<5401>の完全子会社7社との経営統合合意を発表している。統合比率などは未定であるものの、規模の拡大による業績水準の切り上がりなどが期待される状況に。なお、7社の前期営業利益を単純合算すると約27億円程度になるもようだ。
<6727> ワコム 717 +47後場も一段高の展開に。TIWでは投資判断を新規に「1」としており、見直しの動きにつながっている。来期、再来期における収益拡大を考慮すると、PERや配当利回り水準には割安感が強まってきたとの判断。スマホ向け復活やコストの低減などで、事業展開は好転していると指摘している。
<6418> 日金銭 2269 +131買い先行。本日はカジノ関連の一角が堅調な動き、自民総務会では全会一致でカジノ法案を了承などと伝わっており、来週の法案提出などがほぼ確実視される状況となっている。足元では今国会提出への慎重意見なども見られていただけに、同社などの関連銘柄には改めて期待感が優勢となる格好に。《FA》
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