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【木村隆のマーケット&銘柄観察】川崎重工は今期増額、その後の増益継続を評価する流れに
川崎重工 <7012> が順調な出直り波動に乗り、9月30日の年初来高値437円に肉薄してきた。同業の三菱重工業 <7011> 、三井造船 <7003> などと比べても、抜きん出た強い動きである。航空宇宙部門などの好調で、業績上伸に弾みが加わりつつある点が市場人気を高めているものと思われるが、それならまだ評価の余地は大きい。
今2014年3月期の9月中間決算は営業利益268億円と、前年同期比2.6倍の大幅増益を達成した。ただ、通期の営業利益600億円(前期比42%増)の見通しが据え置かれたことで、決算発表直後は材料出尽くし感を誘い、軟化場面を余儀なくされた。
航空宇宙部門は、米ボーイング社向けの分担製造品が伸びているほか、円安のメリットもあり好調。モーターサイクル&エンジン部門も、2013年モデルの評判が良く、米国およびタイ、インドネシアなどの新興国向けに二輪車の販売が伸びている。そのため、今期の大幅な増額修正は市場筋のコンセンサスとなっている。
同社は、航空機はもちろん人工衛星まで手がける航空宇宙事業。LNGなどのガス船や潜水艦を得意とする造船事業。新幹線、ニューヨーク地下鉄など、世界に製品を送り出している鉄道車両事業。ガスタービンやバイオマス発電で実績を重ねるエネルギー関連事業。そして、Kawasakiブランドで知られるモーターサイクルなども手掛け、総合エンジニアリング企業、かつ世界的なレジャー製品メーカーとして、ユニークで幅広い事業を展開している。
現在2016年3月期に営業利益900億円を目指す中期経営計画を推進中で、アナリスト筋では達成可能との見方が強い。本格評価へ向け、上げ相場はさらに力強さを増していくものと思われる。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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