【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インフォマートは年初来高値更新してボックス上放れ、好業績評価して一段高ほぼ確実

2013年11月27日 09:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  EC事業を展開するインフォマート <2492> (東マ)の株価が年初来高値を更新している。高値圏でのボックスレンジから上放れの動きであり、好業績を評価して一段高の可能性がありそうだ。

  フード業界向け企業間電子商取引(BtoB)プラットフォームで「ASP受発注システム」「ASP規格書システム」「ASP商談システム」「ASP受注・営業システム」などを提供し、システム使用料収入が収益柱である。プラットフォーム「FOODS info Mart」の利用企業数(海外事業除く)は、13年9月末時点で12年12月末比1870社増加の3万3349社(売り手企業が同1734社増加の2万6509社、買い手企業が同136社増加の6840社)となり増加基調である。

  中期成長に向けて「ASP受発注システム」など各システムの利用拡大を強化するとともに、次世代「BtoB&クラウド」プラットフォームの開発、海外展開の本格化、美容業界向け「BEAUTY info Mart」や医療業界向け「MEDICAL info Mart」など事業領域の拡大を推進している。

  データ連携でのアライアンス戦略も推進し、13年5月にJFEシステムズ <4832> と「ASP規格書システム」、13年6月に東芝テック <6588> と「ASP受発注システム」、13年11月に東京システムハウスと「ASP規格書システム」でデータ連携を開始した。また13年9月にはオザックスと共同でフード業界の海外進出応援サイトを開設した。

  今期(13年12月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比16.0%増の43億88百万円、営業利益が同22.3%増の9億97百万円、経常利益が同21.2%増の9億88百万円、純利益が同19.8%増の5億94百万円としている。既存プラットフォームの償却期間短縮や次世代プラットフォームのリリースに伴い償却負担が増加するが、システム使用料収入が順調に増加して大幅増収増益見込みだ。

  第3四半期累計(1月~9月)は利益が計画を上回る大幅増益となり、通期見通しに対する進捗率も売上高が72.4%、営業利益が83.4%、経常利益が84.6%、純利益が83.8%と高水準である。登録・利用店舗数増加に伴ってシステム使用料収入は増加基調であり、償却費や人件費の増加を吸収して通期増額の可能性があるだろう。さらに来期(14年12月期)は、既存プラットフォームの償却完了で償却負担が減少することも寄与して好業績が期待される。

  株価の動き(13年7月1日付で株式2分割)を見ると、8月以降は高値圏2000円~2400円近辺のレンジでボックス展開だったが、11月15日に前日比272円(12.60%)高とレンジ下限から急伸し、11月19日には2590円まで上伸して5月高値2545円を突破した。好業績を評価する動きだろう。なお10月31日には株式分割も発表している。13年12月31日を基準日(効力発生日14年1月1日)として1株を2株に分割する。

  11月26日の終値2520円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS40円21銭で算出)は63倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想に7月株式2分割を年間換算した21円13銭で算出)は0.8%近辺、実績PBR(前期実績に7月株式2分割を考慮した連結BPS198円30銭で算出)は13倍近辺である。

  週足チャートで見ると、26週移動平均線が接近して動意付く形となり、ボックスレンジから上放れの動きを強めている。、中段保ち合い上放れて強基調を継続する形であり、好業績を評価して一段高の可能性がありそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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