【アナリスト水田雅展の銘柄分析】神鋼商事は5月高値抜けが目前、中期系計画に評価

2013年11月25日 09:05

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  鉄鋼・非鉄金属関連商社の神鋼商事 <8075> の株価は、戻り高値圏での短期調整が一巡したようだ。好業績見通しや指標面の割安感を評価して9月の戻り高値、さらに5月高値を試す流れだろう。

  鉄鋼製品、鉄鋼原料、非鉄金属、機械・情報、溶接材料・機器などを扱う商社である。13年6月発表の中期経営計画(14年3月期~16年3月期)では神戸製鋼所 <5406> グループの中核となるグローバル商社を目指し、経営数値目標として16年3月期売上高1兆円、経常利益90億円、海外取引比率40%以上を掲げ、日系自動車部品メーカーの素材調達に対応したメキシコ現地法人設立、インドの建設機械向け鉄鋼厚板加工工場稼働などグローバルビジネスを加速させている。

  今期(14年3月期)の連結業績見通し(9月13日に売上高、営業利益、純利益を減額、経常利益を増額修正)については、売上高が前期比10.4%増の8500億円、営業利益が同6.3%増の58億円、経常利益が同9.1%増の53億円、純利益が同54.2%増の29億円としている。中国やインドでの新規事業の創業費用が発生するが、粗鋼生産や自動車生産の増加を受けて鉄鋼セグメント、鉄鋼原料セグメント、非鉄金属セグメントが堅調に推移して増収増益見込みだ。純利益は過年度法人税の一巡も寄与する。

  通期の見通しに対する第2四半期累計(4月~9月)の進捗率は、売上高が48.5%、営業利益が43.0%、経常利益が41.8%、そして純利益が34.7%だが、期後半に向けて市況改善が期待され、やや低調だった機械・情報セグメントと溶材セグメントも来期(15年3月期)に向けて需要回復が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、9月24日の戻り高値220円から一旦反落したが、195円~205円近辺での短期調整が一巡したようだ。11月中旬に反発の動きとなって水準を切り上げ、11月21日には219円まで上伸して9月の戻り高値に接近した。

  11月22日の終値217円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS32円75銭で算出)は6~7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS335円84銭で算出)は0.6倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して上伸した。また週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって上昇チャネルを形成している。短期調整が一巡して9月の戻り高値、さらに5月の高値223円を試す流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)億6000万円、純利益は同49.4%増の5億3300万円、1株利益は10円57銭。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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