【アナリスト水田雅展の銘柄分析】国際計測器は5月高値挑戦!26週移動平均線接近しモミ合い上放れ

2013年11月22日 09:13

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  バランシングマシンの国際計測器 <7722> (JQS)の株価は900円台のモミ合い展開から上放れの動きを強めている。今期(14年3月期)好業績や高配当利回りを評価して5月高値を試す流れだろう。

  自動車タイヤメーカー向けバランシングマシンを主力として、シャフト歪自動矯正機、電気サーボモータ式振動試験機、子会社での材料試験機なども展開している。自動車タイヤメーカーなどの設備投資の影響を受けるが、米国自動車市場の好調、アジア市場の拡大、日系自動車メーカーの生産台数増加が追い風であり、動電型振動試験機のエミックとの業務提携でシナジー効果も期待される。

  11月7日に発表した第2四半期累計(4月~9月)の連結業績は前年同期比12.3%増収、同2.9倍営業増益、同5.9倍経常増益、同6.5倍最終増益だった。アジアの中堅タイヤメーカー向け生産ライン用タイヤ関連試験機の受注が想定以上となり、円安メリットも寄与して大幅増益だった。

  通期の見通しについては前回予想を据え置いて売上高が前期比9.4%増の115億円、営業利益が同33.2%増の20億円、経常利益が同29.3%増の20億円、純利益が同38.2%増の12億円としている。通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が44.3%、営業利益が28.8%、経常利益が30.0%、純利益が30.3%だが、第4四半期(1月~3月)に完成出荷が集中する収益構造であり、ネガティブ要因とはならない。

  前期末の受注残高が67億90百万円と高水準だったことに加えて、第2四半期累計の受注も97億36百万円(前年同期比72.8%増)と好調で計画を大幅に上回った。第3四半期(10月~12月)以降には米国で大型案件の納入を予定している。通期上振れの可能性があり、好業績が期待される。

  株価の動きを見ると、7月以降は概ね900円台のレンジでモミ合う展開だったが、第2四半期累計業績を好感して11月8日に戻り高値となる1033円まで急伸した。その後も概ね1000円近辺で推移してモミ合い上放れの動きを強めている。好業績を評価する動きだろう。

  11月21日の終値1019円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS85円62銭で算出)は12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は3.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS493円80銭で算出)は2.1倍近辺である。週足チャート見ると26週移動平均線が接近してモミ合いから上放れた。サポートラインを確認して強基調に転換したようだ。今期好業績に加えて高配当利回りも支援材料であり、5月高値1149円を試す流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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