【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エフティコミュニケーションズは出直り本格的、3ヶ月ぶり1500円乗せ

2013年11月21日 09:10

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  OA機器販売のエフティコミュニケーションズ <2763> (JQS)の株価は安値圏でのボックス展開だったが、足元でボックス上放れの動きを強めてきた。出直り展開に弾みがつきそうだ。

  13年6月にTOBで光通信 <9435> の連結子会社となった。法人事業(法人向けビジネスホン・OA機器やLED照明機器の販売など)を主力として、コンシューマ事業(一般消費者向け光ファイバ回線サービスの販売、ドコモショップ運営など)を展開している。

  保守サービスなどストック型収益の積み上げを重点戦略として収益基盤を強化するとともに、グループ経営における事業の選択と集中を進めている。13年7月に、マーキングサプライ事業(プリンタ関連消耗品などの販売)を担っていたハイブリッド・サービス <2743> の株式をTOBに応じて売却し、第2四半期(7月~9月)から連結対象外となった。10月にはベンチャー企業の支援・育成・投資事業を担う連結子会社アントレプレナーが、セキュリティ機器販売やシステムソリューションを展開するアレクソンを子会社化した。

  また11月20日には、持分法適用関連会社のグロースブレイブジャパンの株式を追加取得して完全子会社化すると発表した。同社はアドバンスサポートとの合弁会社で、中四国においてNTT通信機器の販売や各種回線サービスの提供を展開しているが、グループ総合力の強化を目的として、アドバンスサポートが保有する全株式を取得する。今期業績に与える影響は軽微としている。

  11月5日発表の今期(14年3月期)第2四半期累計(4月~9月)の連結業績は前年同期比13.4%減収、同0.2%営業減益、同3.8%経常増益、同11.3%最終増益だった。セグメント別に見ると、法人事業はLED照明機器などが好調に推移して同19.6%増収だった。コンシューマ事業は光ファイバ回線サービス販売やドコモショップ運営が堅調で同9.3%増収だった。なおマーキングサプライ事業に関しては第1四半期(4月~6月)の売上高が計上されている。

  通期見通しは前回予想を据え置いて、売上高が前期比30.3%減の320億円、営業利益が同4.2%増の32億40百万円、経常利益が同3.5%増の34億円、純利益が同2.3%増の18億円としている。法人向け事業が好調であり、ストック型サービスの営業強化も寄与する。通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が59.0%、営業利益が50.3%、経常利益が51.8%、純利益が55.3%と順調な水準である。

  配当予想については11月5日に、第2四半期末の配当を前回予想1000円から今回予想2000円に増額修正した。10月1日付けの株式100分割を考慮すると年間40円(第2四半期末20円、期末20円)となり、前期に比べて実質的に10円の増配となる。

  株価の動き(10月1日付で株式100分割)を見ると、9月以降は概ね安値圏1200円~1500円近辺のレンジで調整局面だったが、足元では下値を切り上げる展開となってレンジ上限に接近している。11月20日は前日比92円(6.49%)高の1509円まで上伸する場面があった。調整が一巡して出直る動きだろう。

  11月20日の終値1482円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS159円09銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想に株式分割を考慮した年間40円で算出)は2.7%近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を考慮した連結BPS528円30銭で算出)は2.8倍近辺である。日足チャートで見ると戻りを押さえていた75日移動平均線を突破し、週足チャートで見ても26週移動平均線突破の動きを強めている。ボックスレンジから上放れて強基調に転換する可能性があり、出直り展開に弾みがつきそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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