(中国)三中全会:市場の評価はまちまち、「想定内」との見方も

2013年11月13日 10:33

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記事提供元:フィスコ


*10:33JST (中国)三中全会:市場の評価はまちまち、「想定内」との見方も
4日間の日程で開かれていた中国共産党の重要会議、18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)は12日午後、「改革の全面的な深化に向けた若干の重大な問題に関する決定」を採択して閉幕した。閉幕後に発表された声明文では、経済の持続的な発展に向け、市場の規律を重視した経済構造への転換を強化していく方針を表明。資源配分において、市場に「決定的な」役割を果たさせる方針を示した。

この声明文に対する市場の評価はまちまちとなっている。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BOA/ML)は、「予想を超えるものではない」と指摘。JPモルガン・チェースでは、市場を重視した方針転換を前向きに評価しながらも、金融改革や土地改革の面で依然として具体的な内容に乏しいとしている。

一方、中国地場の中原証券は、予想以上の内容だったと評価。長期的な改革方針としては「革新的」とみる向きもある。なお、三中全会では、改革のロードマップ設計を担当する指導グループの新設方針も示された。改革に向けた具体的な取り組みの発表が待たれる状況となっている。

株式市場では、「文化体制改革」が提言されたことで文化・メディア関連が注目を集めるなど、セクター別の選別が進みそうだ。中信証券では、農業、医薬品、食品といった消費関連のほか、省エネ・環境、軍事関連などが恩恵を受けると分析。このほか、資源分野の開放方針が示されたことで、石油やガスなどが注目を集めるとも指摘されている。《NT》

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