12日の香港市場概況:反落で23000割れ、三中全会の声明文待ちで商い縮小

2013年11月12日 17:33

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記事提供元:フィスコ


*17:33JST 12日の香港市場概況:反落で23000割れ、三中全会の声明文待ちで商い縮小

12日の香港市場では主要指数のハンセン指数が反落となり、前日比168.44ポイント安(-0.73%)の22901.41で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同21.29ポイント安(-0.20%)の10561.61、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同45.62ポイント安(-1.02%)の4443.65だった。

ハンセン指数はほぼ終日軟調な値動きとなり、終値で再び23000台を割り込んだ。11日発表された中国の人民元建て新規融資が市場予想を下回ったことが弱気材料。また、前日後場に上げ幅を拡大した要因となった、国有企業株への投資に関する一部メディアの報道について、中国政府が否定したことも売りを誘った。ただ、上海株の動きをにらみ、マイナス圏ながらも急速に下げ幅を縮める場面が見られるなど、荒い値動きとなった。

中国では本日、共産党の重要会議、18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)が閉幕。今晩にも「公報」と呼ばれる声明文が発表される。長期的な経済改革方針が示される見通しだが、市場では「ポジティブサプライズには期待できない」との慎重な見方も。声明文の内容を見極めたいとの思惑から手控え気分も強く、メインボードの売買代金は3営業日ぶりに500億HKドルを下回った。

ハンセン指数の構成銘柄では、ウエート上位のHSBC(00005/HK)やAIAグループ(01299/HK)が売られたほか、前日買い進まれた本土系銀行株が反落。「民間資本に国有企業株10-15%の取得を認める」との報道を中国政府が否定した。また、明日発表する決算への期待感から買われていたテンセント(00700/HK)が引け際に売られ、0.54%反落となった。

ハンセン銘柄以外では、澳門博彩(00880/HK)が5.51%下落。前日取引終了後に発表した7-9月期決算で、同業他社を下回る利益成長となったことが嫌気された。半面、青島ビール(00168/HK)が1.31%上昇した。デンマーク同業のカールスバーグによる買収観測が浮上している。

一方、本日は2銘柄がメインボードに新規上場。オンラインゲームの博雅(00434/HK)は好調な滑り出しとなり、初日終値は公開価格を13.83%上回る水準となった。初値は26.17%高。また、安徽省を拠点とする徽商銀行(03698/HK)は公開価格と同水準で初値を付けた後、1.98%高でこの日の取引を終えている。《KO》

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