楽天でも不適切表示

2013年11月8日 15:18

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記事提供元:フィスコ


*15:18JST 楽天でも不適切表示
主要百貨店や有名ホテルの食材偽装問題が連日取り沙汰されているが、プロ野球「東北楽天ゴールデンイーグルス」の日本シリーズ優勝セールでは、インターネット仮想商店街「楽天市場」の一部店舗が通常価格を実際より引き上げて表示し、大幅に割り引いたように見せかけていた問題が発覚した。
楽天は、出店店舗にはセール対象商品の申請をしてもらっており、セール対象商品として同社が事前審査した商品については、便乗して元値を不当に引き上げていないことを確認して掲載していたという。しかし、申請せずに勝手に便乗セールを行い未審査の商品を販売していた店舗もあり、その中の二十数店舗、約1000点の商品で不当な価格表示をしていた疑いがあると明らかにした。現在も確認中で、今後さらに増える可能性もある。
不適切な価格表示が確認された場合、店舗ページを即時停止し、出店契約の解除を含む「厳正な措置」をとるとしている。
「楽天市場」の店舗だからと「楽天」を信用して購入を決めた顧客もいるだろう。今回発覚した店舗の中にはとんでもなく不当な価格表示で誰が見ても明らかにおかしな価格表示だったものもある。しかし、気付かれない程度の不当表示はまだ他にもたくさんあったかもしれない。4万店以上ある店舗全てをチェックするのは大変なことだが、チェック体制を強化し再発防止に努めなければ、その店舗だけでなく「楽天」の信用にも大きな影響を及ぼすことになる。
同じくインターネットショッピングモールサービスの「Yahoo!ショッピング」が、10月からストア出店料と売上ロイヤルティを無料化したため、顧客獲得競争が激しくなっているところでもある。
思いがけない問題勃発で、今まさに「楽天」の正念場となりそうだ。《YU》

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