【近況リポート】マルマエ:収益力・財務体質の強化、順調に進む

2013年11月6日 13:12

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■半導体、生産力上限の「拡大・受注確保」に注力!光学分野開拓も

 半導体などの製造装置関連部品の受注が好調に推移したマルマエ<6264>(東マ)の13年8月期業績は、最終利益が5期振りに黒字に転換、事業再生計画に沿って進めている収益力・財務体質の強化も順調に進んでいる。

 売り上げ(10.5%増)は、上期好調であったFPD分野が通期では牽引したが、戦略的取組みが実を結び始めた半導体分野が期末にかけて追い上げ4Qでは逆転した。利益面では材料費がと大幅増(31.7%)となったが、作業に合わせて異なる切削加工ができる高精度「マンシングセンタ」を増設し、リードタイムを縮す「マルマエ方式」採用で外注費が減少、売上総利益を伸ばしながら販売費を減らした結果、営業利は126百万円へ2.5倍を超すなど生産性が向上し、一部余剰設備では再活用へ方針転換の動きもある。さらに、収益力の向上に伴い、負債圧縮への取組みも計画通り順調で財務体質強化が進んだ。

■FPD:「高付加価値製品」受注に注力、下期にTV向けも検討

 14年8月期については、事業環境を見据えた事業戦略として、「FPD 分野」は自社得意技術を中心に高付加価値製品の受注に注力、一段落から追加投資始動が見られるスマホ向けや下期にはTV向けを検討する。

 「半導体分野」は、スマホ一辺倒から、PC,車載向け製品への取組みを行う。高難度製品の受注拡大による利益率アップへ、技術力向上を含め投資を実施し、効率的な外注活用で生産力向上を狙う。

 「その他分野」は、景気好転に伴い環境に明るさが見えてきた好機だけに、生産余力を活かし、太陽電池・鉄道・原子力など従来分野に加え、光学分野の開拓に取組む。

 通期業績については、好調な受注が続いている半導体分野で新規投資を含め強化を行い、生産力上限の拡大と受注確保に注力し、一段の業績伸長を目指す。反面、FPD分野では積極的受注確保に取組むものの、先行き不透明感が依然拭えない現状を踏まえ、全体としては保守的な予想に止めた。

 売上高1,120百万円(前期比0.7%減)、営業利益50百万円(同59.3%減)、経常利益35百万円(同72.7%減)、純利益40百万円(同50.6%減)。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【株式評論家の視点】ジェイテックは製造業の技術開発投資強化の恩恵を享受(2013/11/05)
【株式評論家の視点】好業績銘柄無視は株価底値圏のシグナル、売られ過ぎ銘柄から反撥へ(2013/11/04)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事