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【株式評論家の視点】トクヤマは多結晶シリコンの成長を軸に企業内容の変革を目指す
<銘柄の見所>
トクヤマ <4043> は新展開へのステップアップが近そう。今年の高値は5月21日の415円。基本的にはそこからの調整が続いているが、9月19日に399円、10月28日に402円と高値に挑戦の勢いを保持している。そうした波状的な高値クリアー挑戦は、投資家の先高ムードが強いことを如実に示している。
今2014年3月期の9月中間決算は、営業利益が78億円(前年同期7億円)と、今期スタート時の予想60億円に対し大幅な上振れ着地となった。主力の多結晶シリコンは、半導体向け、太陽電池向けともに低調だったが、前期中に実施した減損処理による固定費負担の軽減や全社的なコスト削減、円安などの効果により、損益は黒字を回復した。内需が回復したセメント部門も堅調で収益押し上げに寄与した。
多結晶シリコンは、半導体向け、太陽電池向けとも需要が底打ちし、セメント部門が想定以上に好調に推移しているため、期初計画の営業利益140億円と、前年同期比106.7%増の見通しを据え置いた。
株価的には中期経営計画の動向が注目される。同社は2018年3月期に、営業利益250億円(前期67億円)を目指す中期計画を推進している。そこでの姿は今とは大分違ってくる。多結晶シリコンを、戦略的成長事業の中核と位置づけ、積極的に事業拡大を図る。具体的には、マレーシアにプラントを建設しているが、第1期の工事を終え、今年の11月から生産を開始する予定。そして第2期工事が今年末に完成し、2014年中頃までに生産・販売開始を目指す。
多結晶シリコンは半導体向けではタブレット、スマートフォン向けの需要拡大で年率5%程度の増加が見込まれている。太陽電池向け需要も、日本、中国、米国等で積極的な導入政策による成長が予想され、年率15%程度の需要拡大が想定されている。先行き多結晶シリコンを軸とする業容に変化するだけに、株価も着実な上げパターンを描いていくことになりそう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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