ジャパンディスプレイ、台湾に子会社を設立

2013年10月24日 13:53

印刷

 ジャパンディスプレイは23日、台湾に新たに子会社を設立すると発表した。新会社は2013年内に事業を開始する予定。

 ジャパンディスプレイの事業の主領域である中小型ディスプレイ市場においては、特に中国市場が拡大傾向にあり、この成長を続ける中国市場でのプレゼンスを強化していく必要があると考え、今回、中国の中小型ディスプレイ市場に精通し、豊富な知識と経験を有する群創光電の元副社長である許庭禎氏をジャパンディスプレイグループに招聘し、中国市場でのビジネス拡大を主たる目的として、同氏が拠点とする台湾に新会社を設立することとした。

 新会社は、ジャパンディスプレイの得意とするLTPSやインセルタッチパネル技術を活用し、主たる事業領域であるハイエンド製品だけでなく、成長を続ける中国市場のボリュームゾーンであるセミカスタム中心のミッドレンジ製品までビジネスを拡大することを狙っている。

 今後ジャパンディスプレイは、許庭禎氏を筆頭に台湾・中国出身の人材を中心とする新会社を立ち上げることで、中国市場でのビジネス拡大に不可欠な現地でのスピーディーかつ柔軟な対応を取ることのできる体制を構築し、ハイエンド製品を中心とする既存顧客との関係をさらに強化すると同時に、新規市場の開拓を加速することを目指す。

関連記事