【アナリスト水田雅展の銘柄分析】OBARA GROUPは本格出直り、25日線突破、大幅増益

2013年10月16日 08:43

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  溶接機器のOBARA GROUP <6877> の株価は、8月以降の調整局面に一巡感を強めてきた。好業績に見直し余地があり、強基調への転換が期待される。

  自動車業界向け抵抗溶接機器や造船・建設業界向けアーク溶接機器を主力とする溶接機器関連事業、およびエレクトロニクス業界向け平面研磨装置を主力とする研磨装置関連事業を展開している。

  前期(13年9月期)の連結業績見通し(4月26日に2回目の増額修正)は、売上高が前々期比14.4%増の369億円、営業利益が同38.7%増の62億円、経常利益が同54.2%増の71億円、純利益が同72.9%増の47億円としている。溶接機器関連事業が好調であり、研磨装置関連事業も半導体関連の設備投資が回復傾向のようだ。

  通期見通しに対する第3四半期累計(12年10月~13年6月)の進捗率が順調な水準だったことに加えて、通期想定為替レートが1ドル=91円と保守的だったことを考慮すると、3回目の増額の可能性があるだろう。なお11月11日に前期の決算発表を予定している。

  来期(14年9月期)についても、世界の自動車メーカーの積極的な増産投資を背景として、溶接機器関連事業が好調に推移するだろう。国内ではアベノミクス成長戦略の設備投資減税が追い風だろう。さらに円安メリットも寄与して好業績が期待される。

  株価の動きを見ると、8月以降は概ね2400円~2700円近辺のレンジでモミ合う調整局面となり、10月7日と10月8日には2350円まで調整する場面があった。しかし足元では2500円台後半まで戻して水準切り上げの動きを強めている。2400円近辺で下値を固めた形であり、調整一巡して出直りのタイミングが接近しているようだ。

  10月15日の終値2576円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS241円88銭で算出)は10~11倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は0.8%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS1183円67銭で算出)は2.2倍近辺である。

  週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面だが、日足チャートで見ると戻りを押さえていた25日移動平均線を突破した。好業績に見直し余地があり、強基調への転換が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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