9日の香港市場概況:反落も23000台は維持、中国の政策期待などが下支えに

2013年10月9日 17:36

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記事提供元:フィスコ


*17:36JST 9日の香港市場概況:反落も23000台は維持、中国の政策期待などが下支えに

9日の香港市場では主要指数のハンセン指数が反落となり、前日比144.88ポイント安(-0.63%)の23033.97で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同29.43ポイント安(-0.28%)の10505.51、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同13.48ポイント安(-0.30%)の4531.69だった。

ハンセン指数は日中安値圏でのもみ合いを続けた。米財政問題への懸念から前日の米国市場が下落した流れを引き継ぎ、売りが先行。ただ、中国共産党の重要会議を来月に控えて政策期待が強まっているほか、この日の上海株が底堅く推移したことが下支えとなった。また、次期米連邦準備理事会(FRB)議長にイエレン副議長が指名されるとの報道を受け、米国の量的緩和持続も意識された。指数は軟調ながらも23000台を維持してこの日の取引を終えた。

ハンセン指数の構成銘柄では、テンセント(00700/HK)が2.86%下落。前日に再び高値を更新した後とあり、利食い売り圧力が強まった。半面、中国海外発展(00688/HK)や華潤置地(01109/HK)など本土系不動産株が続伸。前日に続き、デベロッパー各社の堅調な販売統計や中国での不動産取引の活況が材料視された。

石油銘柄は明暗を分けた。中国石油天然気(00857/HK)が2.42%高となる一方、中国海洋石油(00883/HK)は2.24%安。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BOA/ML)がカバレッジを再開し、それぞれの投資判断を「バイ」、「アンダーパフォーム」に設定したことが手掛かりとなった。中国石油天然気については、政府のエネルギー価格改革が追い風になると指摘している。

ハンセン銘柄以外では、吉利汽車(00175/HK)が3.40%安。ゴールドマン・サックス(GS)が同社株を大量に売り出すとの報道が嫌気された。半面、龍源電力(00916/HK)は5.91%上昇。9月発電量の大幅増が支援材料。また、中国共産党の重要会議「三中全会(党中央委員会第3回全体会議)」を控え、政策支援が期待される環境関連として注目が集まった。《KO》

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