日経平均は大幅続落、消費増税の決断を見極め【クロージング】

2013年9月30日 16:36

印刷

記事提供元:フィスコ


*16:36JST 日経平均は大幅続落、消費増税の決断を見極め【クロージング】

30日の日経平均は大幅続落となり、304.27円安の14455.80円(出来高概算27億株)で取引を終えた。米政府機関の閉鎖が濃厚と伝えられるなか、金融市場の混乱が警戒されている。また、明日の短観9月調査の結果を受けて、安倍首相が消費増税を決断するかを見極めたいとの様子見ムードが強い。後場寄り付き直後には14600円を回復する局面もみられたが、大引けにかけては再び下げ幅を広げており、下げ幅は300円を超えている。

セクターでは電力ガスのみがプラスであり、一方で鉄鋼が4%を超える下げに。海運、証券は3%を超えていた。物色の流れは材料系の銘柄にとどまり、ノーベル賞候補への思惑から酸化チタン関連や電線地中化をテーマとした物色がみられていた。また、スクウェア・エニックス<9684>が後場急動意をみせるなど、個別の材料にも敏感だった。

いよいよ名実ともに10月相場入りとなる。注目されるのは明日1日に発表される短観9月調査を受け、安倍首相が消費増税を決断するかである。短観については大企業製造業DIの予測中央値はプラス7。6月短観(プラス4)から3ポイント上昇する見通しであり、報道機関などでは増税を決断する見通しと伝えている。なお、消費増税については海外勢についても織り込んでいる状況だ。消費増税を決断できなければ海外勢は失望するとみておきたい。

また、政府は消費税率の引き上げに備えて新たな経済対策を発表する予定であり、設備投資減税などに関連する企業への物色が注目される。その他は、ノーベル賞候補などの思惑材料を手掛かりとした個人主体による物色になりそうだ。《KO》

関連記事