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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ワイヤレスゲートは権利落後の動き強い、修正値では7月戻り高値に接近
ワイヤレス・ブロードバンドサービスを展開するワイヤレスゲート <9419> (東マ)の株価は、出直りの動きを強めて7月の戻り高値に接近している。中期成長期待も支援材料として、5月高値も試す動きになりそうだ。
通信事業者からインフラを借り受けてワイヤレス・ブロードバンドサービス(Wi-Fi、WiMAX)を提供している。月額有料会員数の積み上げによって収益が拡大するストック型の収益構造である。会員数は増加基調で、13年6月末時点の会員数は38万人を突破した。巨額の設備投資負担がないことや、大量の人員採用の必要がないことも収益構造面の特徴だ。
重点戦略としてサービス提供エリア数の拡大、販売チャネル数の拡大、サービスの拡充を掲げ、13年2月にはケイ・オプティコムが提供する「eoモバイルWi-Fiスポット」を追加して関西圏にもエリアを拡大した。販売チャネル数の拡大については、主力のヨドバシカメラでの販売、住友商事 <8053> との業務提携による最大手携帯販売会社ティーガイア <3738> での販売に加えて、取扱携帯販売会社を増やす方針だ。
サービスの拡充では、13年6月に「ワイヤレスゲートWi-Fi」のオプションサービス第1号として「電話リモートサービス」の提供を開始した。追加のオプションサービスの導入も検討しており、ARPU(顧客1人当たり売上高)向上や顧客基盤拡大につなげる。
■今12月期は27.6%増収、営業利益34.1%増益
今期(13年12月期)連結業績見通しは売上高が前期比27.6%増の70億17百万円、営業利益が同34.1%増の8億円、経常利益が同39.0%増の8億円、純利益が同9.4%増の4億63百万円としている。第2四半期累計(1月~6月)は、通期見通しに対する進捗率がやや低水準だが、実質的に大幅増収増益で期初計画を上回っている。
さらに、販売チャネル数拡大などの効果で会員数の増加ペースが加速していること、6月開始のオプション「電話リモートサービス」の売上が想定以上であること、通期見通しには期中の新販売チャネルや追加オプションサービスを織り込んでいないこと、そしてストック型の収益構造であることなども考慮すれば、通期上振れの可能性があるだろう。
株価の動き(9月1日付で株式2分割)を見ると、8月28日に付けた直近安値2210円をボトムとして反発し、足元では2800円近辺まで戻して7月23日に付けた戻り高値3000円に接近している。調整が一巡して中期成長力を評価する動きだろう。
9月27日の終値2775円を指標面(株式2分割後)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS93円89銭で算出)は30倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は1.8%近辺、実績PBR(前期実績に株式2分割を考慮した連結BPS314円23銭で算出)は9倍近辺である。
週足チャートで見ると、一旦割り込んだ26週移動平均線を回復した。強基調に転換した形だろう。中期成長期待が支援材料であり、7月の3000円を突破すれば、5月の高値3350円を試す動きを強めるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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