ルネサス:早期退職優遇制度に2316名が応募、想定の3千数百名を下回る

2013年9月27日 17:16

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記事提供元:さくらフィナンシャルニュース

【9月27日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 半導体大手のルネサス エレクトロニクス(東1:6723)は27日、リストラ策の一環として40歳以上の総合職社員を対象に実施していた早期退職優遇制度の募集結果について、2316名の応募があったと発表した。同社では当初、3000数百名規模の応募を想定していた。なお、早期退職優遇制度実施を公表したのちに、他社への移籍または自然減で減員した人数を加えると、約3000人になるという。

 同社は、経営再編のための組織のスリム化・効率化に伴う人員構成の最適化、子会社の再編等の各種施策への対応として、早期退職優遇制度を実施。同社および国内連結子会社の40歳以上の総合職等の社員を対象に募集を行っていた。退職の優遇措置として通常の退職金に特別加算金を加えて支給するほか、希望退職者には、外部の就職支援会社による再就職支援も実施する。退職日は9月30日。

 同社では、本早期退職優遇制度の実施に係る費用については確定次第発表するとしている。また、2014年3月期第2四半期の業績予想に対する影響についても現在精査中とのこと。【了】

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