【中国の視点】米FRB内部の意見が分裂、異常なレバレッジが原因

2013年9月25日 09:38

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記事提供元:フィスコ


*09:38JST 【中国の視点】米FRB内部の意見が分裂、異常なレバレッジが原因
米量的緩和第3弾(QE3)の縮小開始時期について、米連邦準備理事会(FRB)の中で意見が分かれている。先週開催された連邦公開市場委員会(FOMC)では、市場予想に反して縮小開始時期を先送りする方針が決定。一方、早くも20日には10月に縮小を開始する必要があるとの意見も出ている。

中国の専門家は、FRBがQE3をいずれ縮小しなければいけないと指摘。FRBの純資産は600億米ドル(約5兆9400億円)にとどまっているのに対し、総資産は3兆5000億米ドルまで膨らんでおり、レバレッジ率は60倍に接近していることが背景にある。こうした高いレバレッジを抱えるのは非常に危険であることは誰もがわかっており、これが内部意見の対立につながっていると分析された。

一方、米経済回復が本格化しないままQE3の縮小を開始すれば、米国債の利回り上昇(価格は下落)のほか住宅市場や雇用環境を悪化させる恐れがあると指摘された。

とはいえ、高いレバレッジを縮小させなければいけないため、FRBがQE3の縮小による経済への衝撃を和らげるため、別のツールを考える可能性があるとみられている。一部では、FRBが有価証券などを売却してバランスシートを正常化させるなどの施策を試す可能性があるとみている。

また、QE3の縮小開始により、世界経済、特に経済基盤が弱い新興国への悪影響が想像以上になる可能性があるため、新興国が事前に対応策を講じる必要があると強調された。《ZN》

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