今日の為替市場ポイント:リスク選好的な円売り拡大の可能性は低い

2013年9月17日 08:19

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記事提供元:フィスコ


*08:19JST 今日の為替市場ポイント:リスク選好的な円売り拡大の可能性は低い

昨日16日のドル・円相場は、東京市場では98円70銭から99円10銭で推移。欧米市場では一時98円65銭まで下落し、99円06銭で取引を終えた。

本日17日のドル・円は、99円前後で推移か。サマーズ氏が米連邦準備制度理事会(FRB)の議長候補を辞退したことがドル売り材料となったが、米国の債務上限引き上げに関する政府と議会の交渉は難航している。日経平均株価の上昇が予想されるが、株高を意識したリスク選好的な円売りが拡大する可能性は低いとみられる。

サマーズ氏はFRB議長候補であることを辞退したが、オバマ大統領が誰を次期FRB議長に指名するのか、現時点で定かではない。ただし、FRB副議長であるイエレン氏が最有力候補として注目されている。

市場参加者の間では、イエレン氏をFRB議長に指名することがオバマ政権にとって最良の選択であるとの見方が多いようだが、その理由は、イエレン氏が「ハト派」であるからではないとの指摘がある。イエレン氏がサンフランシスコ連銀総裁を務めていた時期(2005年)、同氏は金融機関の不動産関連部門への安易な融資姿勢を批判していたことがあった。

イエレン氏はインフレが過度に抑制されることは問題であると指摘しているが、インフレ進行を放置していいとは思っていなかったはずだ。イエレン氏を「ハト派」と決め付けるのは間違いかもしれない。《KO》

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