前場に注目すべき3つのポイント~五輪関連の動向を注視、シリア懸念は後退

2013年9月11日 08:24

印刷

記事提供元:フィスコ


*08:24JST 前場に注目すべき3つのポイント~五輪関連の動向を注視、シリア懸念は後退

11日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:五輪関連に加えて主力株への物色強まる、シリア情勢の緊張緩和を受けて
■外資系証券の注文動向:差し引き590万株の買い越し
■前場の注目材料:五輪関連の動向を注視、今日は円安進行で主力の輸出関連に資金が向かいやすい

■五輪関連に加えて主力株への物色強まる、シリア情勢の緊張緩和を受けて

☆日経225想定レンジ:上限14700円-下限14500円

11日の東京市場は堅調な相場展開が見込まれる。シリアは、化学兵器を国際管理下に置くというロシアの提案を受け入れる方針を発表。米国による軍事攻撃が回避されるとの見方が高まった。この流れ受けた欧米市場は上昇し、円相場は1ドル100円台に乗せている。シカゴ日経225先物清算値は14585円となり、11日の日経平均はこれにサヤ寄せする格好から始まろう。

今週は東京五輪開催決定を受けた五輪関連への物色が連日強まっているが、本日はこれに加えて、国際優良株などの主力銘柄への物色も強まるとみられる。週末には先物・オプションSQを控えているため、手掛けづらい状況ではあろう。しかし、五輪決定の高揚感に沸く相場展開のなか、シリアへの軍事攻撃が回避される可能性から、買い安心感につながりそうだ。

日経平均はこれにより8月2日につけた戻り高値(14466.16円)を突破してくるとみられる。次は7月26日に空けたマド(14376.01-14533.21円)埋めが意識されるが、これもクリアできるだろう。そのため、ターゲットとしては7月19日の戻り高値である14953.29円となり、節目の15000円への意識が高まりそうである。

物色は五輪関連がメインとなり、輸出関連などの主力株となる。ただ、五輪関連については、材料系の低位建設株などに短期資金が集中しており、マネーゲーム化している点は注意しておきたい。また、米アップルは、新型iPhone「5s」と廉価版の「5c」を発表した。NTTドコモ<9437>は「5s」と「5c」を20日に発売すると発表。日本の主要携帯電話3社すべてがiPhoneを取り扱うことになる。

一方、世界最大の携帯電話事業者である中国移動(チャイナ・モバイル)との提携発表がなかったため、アップル関連へのテーマ物色はややインパクトに欠けるか。

■外資系証券の注文動向:差し引き590万株の買い越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り770万株、買い1360万株、差し引き590万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

9月4日(水):340万株の売り越し
9月5日(木):80万株の買い越し
9月6日(金):150万株の売り越し
9月9日(月):280万株の買い越し
9月10日(火):70万株の買い越し

■前場の注目材料

・シリア外相「化学兵器を国際管理下に置くとのロシア提案を受け入れる」
・五輪関連の動向を注視、今日は円安進行で主力の輸出関連に資金が向かいやすい
・NTTドコモ<9437>がiPhone「5s」と「5c」を今月20日に発売

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:00 石破自民幹事長講演(08:20まで)
08:50 8月企業物価指数(前年比予想:+2.4%、7月:+2.2%)
08:50 7-9月期法人企業景気予測調査
10:30 石田日銀審議委員が講演
11:00 菅官房長官、定例記者会見《KO》

関連記事