10日の中国本土市場概況:続伸、8月鉱工業生産などの予想上振れを好感

2013年9月10日 17:03

印刷

記事提供元:フィスコ


*17:03JST 10日の中国本土市場概況:続伸、8月鉱工業生産などの予想上振れを好感

10日の中国本土市場は続伸。上海総合指数は前日比25.47ポイント高(+1.15%)の2237.98、深セン成分指数は同131.89ポイント高(+1.55%)の8636.63で取引を終えた。こう着感の強い展開が続いた後は終盤に上げ幅を拡大させた。上海総合指数はこの日、終値ベースで6月6日以来の高値を再更新した。

経済指標が市場予想を上振れたことが支援材料。8月の輸出統計と消費者物価指数(CPI)などに続き、今日10日に発表された8月の鉱工業生産や小売売上高なども総じて市場予想を上回った。

また、上海市当局が「上海バンド創新金融エリア」の構想を示したことも引き続き地元銘柄の物色手掛かり。さらに、適格外国機関投資家(QFII)が開設したA株の取引口座数が初めて500の大台を突破したとの統計も、外資の流入観測を強めた。外部環境では、シリア情勢への警戒感がやや緩和したことや日米株式市場の上昇などが買い安心感を与えた。

セクター別では、建設や上海銘柄が高い。「上海自由貿易試験区」に続き、上海バンド創新金融エリアの構想が好感された。また、環境関連も大幅高。「大気汚染の防止に関する行動計画」が近く発表されると報じられたほか、政府が大気品質の改善に計1兆7000億元(約27兆2000億円)を投入するとの観測が支援材料となった。

一方、前日の大幅上昇を受けた反動から銀行セクターは前半に売り圧力が高まった。前日の支援材料となった銀行の優先株制度の導入について、「年内は難しい」との報道が利益確定売りを加速させた。《KO》

関連記事