9日の中国本土市場概況:大幅上昇、上海市場は約3カ月ぶりに2200の大台を回復

2013年9月9日 17:02

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記事提供元:フィスコ


*17:02JST 9日の中国本土市場概況:大幅上昇、上海市場は約3カ月ぶりに2200の大台を回復

9日の中国本土市場は大幅上昇。上海総合指数は前営業日比72.52ポイント高(+3.39%)の2212.52、深セン成分指数は同224.40ポイント高(+2.71%)の8504.74で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させ、大引けまで高値圏でもみ合った。上海総合指数はこの日、終値ベースで約3カ月ぶりに2200の大台を回復した。

好調な統計データが買い安心感を与えた。8月の輸出増加率が予想以上に伸びたほか、同月の消費者物価指数(CPI)上昇率も先月から鈍化。外部環境では、2020年夏季五輪の東京開催決定で東京株式市場が大幅高を示したことや、米国の出口戦略について、慎重に対応されるとの観測が支援材料となった。

政策面では、証券当局が銀行の優先株制度を検討しているとの報道や、同制度が早ければ年内にも試験的に導入されるとの観測が銀行など金融関連の支援材料。なお、銀行の優先株制度が承認されれば、当局が規制している自己資本比率を満たしやすくなるほか、増資圧力も緩和されると指摘されている。

また、不動産や公共事業関連の大幅上昇も指数をサポートした。「上海自由貿易試験区」のほか、広東省政府が策定した自由貿易試験区の草案が完成し、近く中央政府に提出するとの報道が建設などの需要増観測を高めた。さらに、各地の都市鉄道整備計画が相次いで発表されたことも追い風となった。《KO》

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