米株式:上昇、出来高に欠く

2013年9月6日 00:00

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記事提供元:フィスコ


*00:00JST 米株式:上昇、出来高に欠く

米株式市場

上昇しているが、4日から週末6日までのユダヤ教の新年が始まっており、マーケットの出来高は少ない。

寄り付き後に発表されたISM非製造業総合景況指数では、2005年以来の高水準になり、雇用部門は前月の53.2から57にまで改善。なお、3日に発表されたISM製造業では11年6月以来の高水準になっていたが、同指数の雇用は53.3で前月の54.4から低下していた。6日発表の8月雇用統計において、非農業部門雇用者数が現在の市場のコンセンサスの18万人増加や、20万人に近い水準に上昇すれば(前月はプラス16.2万)9月縮小開始への憶測を強めることになる。

9月縮小に関してはの思惑が続いているが4日午後に、サンフランシスコ連銀のウィリアムス総裁は、「年内の縮小開始を支持」と以前からの姿勢を維持しているもののシリアでの現状に関して「今後の金融政策への考慮の材料になる」と述べている。

5日夕方に投票権を持たないメンバーであるミネソタ連銀のコチャラコタ総裁が「連銀の経済見通しは更なる緩和政策が必要なことを示唆している」と発言しているが、氏は同様の発言を以前にもしており、またこのような意見は連銀内ではメジャーではない。午後(東部時間13:30)にはダラス連銀のフィッシャー総裁が発言を予定している。同氏は、来年の投票権をもつタカ。海外では、メルケル独首相が世界での金融引き締めは必要、と発言しているが、17-18日の連邦公開市場委員会への注目は高い。

国内では債券の利回り上昇が話題になっているなか、海外ではドイツでも10年債利回りが2%に達し、12年3月以来の高水準にまで上昇している。

先のシリアに関しては、4日午後に上院委員会が「シリア攻撃を10対7で可決」している。本会議は来週になる。ただ、新興国がシリア攻撃は経済に影響を及ばすと同意しておらず、欧州ではユーロ圏ではフランスが参加の意を示しているものの単独での行動はない、としている。米国が攻撃を決断するとしても9.11以降との見方もある。

個別銘柄では、倉庫型店舗コストコ(COST)の8月の既存店売上高が市場予想を上回っているが第4四半期の売上高見通しは予想を下回っている。

S&P 500は3.65高の1656.73前後で推移、ナスダック総合指数7.61ポイント高の3656.65ポイント前後で推移、ダウ平均株価は17.09高の14947.96ドル。(日本時間23時55分時点)。《KG》

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