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【編集長の視点】北越工業はV字回復業績を買い直し、高値奪回も一通過点
<銘柄ウオッチ>
北越工業 <6364> (東2)は、今年5月に前3月期業績の上方修正・期末配当の増配をバネにストップ高して年初来高値287円まで急伸、このときに開けた窓埋めを完了して半値戻し水準を固め、今期第1四半期(1Q)のV字回復業績を見直し再動意含みにあるが、高値奪回も一通過点となる展開が有力である。値ごろ超割安株人気の再燃に加え、「アベノミクス」の成長戦略のインフラ輸出関連業態も再評価されると見込まれるためだ。
同社の今期業績は、前期業績の上方修正、増益転換から売り上げ281億円(前期比4%増)、経常利益18億3000万円(同6%減)、純利益10億9000万円(同10%減)と連続増収、減益転換と慎重に見通している。今期想定の為替レートを1ドル=95円、1ユーロ=125円としているが、前期業績の上方修正要因となった期後半の円安進行に伴って計上した為替差益が、逆に原材料価格の上昇につながり、欧州経済も低迷していることなどから保守的に予想しているものだ。
これに対して、今年7月発表の今期1Q業績は、前年同期比5%増収、34%経常増益、2.9倍純益増益とV字回復、期初予想の今期第2四半期累計業績に対する利益進捗率は、71~72%と目安の50%を上回った。建設機械事業では、北米のエネルギー資源開発関係の需要や東南アジア、ロシアなどの需要が堅調に推移して、発電機やエンジンコンプレッサの出荷が伸び、産業機械事業でも、保守部品の販売や機械のメンテナンスニーズを確実に取り込んだことが要因となった。3月通期業績は、期初予想を据え置いたが、この1Q好決算、さらに東南アジアでのインフラ整備の建設機械需要の取り込みを目的にマレーシアに子会社を設立したことなども加わり、前期業績と同様に上ぶれ期待を高めている。
株価は、前期業績の上方修正・期末配当の増配でストップ高して年初来高値をつけ、窓埋めから今期1Q業績のV字回復で高値を窺う展開を強めている。PERは6倍台、PBRは0.5倍と超割安であり、高値更新はもちろん、昨年3月以来の300円台奪回、2008年5月以来の400円台回復へと上値を伸ばそう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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