2日の中国本土市場概況:小動き、景気の底入れ観測を好感も上値は重い

2013年9月2日 17:03

印刷

記事提供元:フィスコ


*17:03JST 2日の中国本土市場概況:小動き、景気の底入れ観測を好感も上値は重い

2日の中国本土市場は小動き。上海総合指数は前営業日比0.07ポイント高(+0.00%)の2098.45、深セン成分指数は同41.10ポイント高(+0.50%)の8243.58で取引を終えた。前場に下値を模索する展開を示したが、その後は買い戻された。

今年8月の製造業購買担当者指数(PMI、政府版)が市場予想を上回ったことを受けて、景気の底入れ観測が広がった。また、好調な中間決算を発表したセクターを中心に買い戻しが広がったことも指数を下支えした。

一方、今週6日から国債先物取引が再開されるため、株式市場からの資金流出圧力が高まった。国債先物が1995年に停止された後A株式市場は1週間で60%近く暴騰した経緯があったため、取引の再開に対する警戒感が強まっている。また、国内100都市の不動産価格の上昇ペースが8月に加速したことや、不動産税(日本の固定資産税に相当)の徴収拡大策が10月末にも発表されるとの観測が同セクターの圧迫材料となった。

セクター別では、建材や食品関連が高い。好決算や大幅な増益観測が支援材料となった。一方、アルコール飲料が急落。大手蒸留酒である貴州茅台(マオタイ)の増益減速や、腐敗取締り強化で需要の大幅減観測が高まった。また、旅行関連も安い。「新旅行法」が10月1日から実施されるため、価格設定の大幅引き上げ観測から短期的には業界がダメージを受けるとの見方が広がった。《KO》

関連記事