一時13600円回復も売買代金は1.4兆円と低水準【クロージング】

2013年9月2日 16:39

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記事提供元:フィスコ


*16:39JST 一時13600円回復も売買代金は1.4兆円と低水準【クロージング】

2日の日経平均は大幅反発となり、184.06円高の13572.92円(出来高概算18億5000万株)で取引を終えた。シリアへの軍事介入が先送りされる格好となったことで、為替市場で大きく円高・ドル安が進むリスクは一先ず低下。また、1日に発表された8月の中国製造業PMIが予想を上回り、中国景気の改善基調が続いているとの見方などが材料視された。さらに、財務省が2日発表した2013年4-6月期の法人企業統計では、設備投資額(ソフトウエアを含む)は全産業で前年比0.02%と3四半期ぶりにプラスに転じたことも買い手掛かりに。

もっとも、先物主導によるプログラム売買による影響が大きいとみられ、日経平均は一時13600円を回復する上昇となったが、売買代金は1.4兆円と低水準だった。ソフトバンク<9984>、ファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>などが日経平均を押し上げる格好であり、全体としては手掛けづらさが窺えた。物色は個人主体による材料系の銘柄となり、ノンバンクの個人ローンが回復との報道を受けて、その他金融が強い。そのほか、2020年の五輪開催地の決定まで1週間に迫るなか、不動産、建設など五輪関連への物色もみられている。

2日の米国はレーバーデーの祝日で休場となるため、明日についても先物主導によるプログラム売買の影響を受けそうである。日経平均は前週末の陰線部分を吸収する格好となり、調整ボックストレンド内のレンジ上限を捉えている。25日線辺りを上放れてくるようだと景色は変わりそうだが、調整トレンドが続くとみられるなか、レンジ下限を意識した流れが意識されそうだ。《KO》

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