【アナリスト水田雅展の銘柄分析】P&Pホールディングスは6月安値手前で下げ止まり下ヒゲの底打ち足

2013年8月22日 14:41

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  販売支援などのP&Pホールディングス <6068> (JQS)の株価は、6月の安値278円を割り込まず280円で下げ止まり、しかも下ヒゲ陽線で下値を確認した形だろう。出直りのタイミングが接近しているようだ。

  傘下にピーアンドピーなどを置く持株会社で、販売支援などのSPO(セールス・プロセス・アウトソーシング・サービス)事業、倉庫・物流業務請負などのBYS(バックヤードサポート・サービス)事業、人材派遣・紹介などのHR(ヒューマンリソース・サービス)事業、その他事業を展開している。

■M&A活用し積極的に事業領域を拡大

  4月には流通向け建築・内装施工などを展開する子会社P&Pデザイン(旧ジャパンプロスタッフを商号変更)を立ち上げ、6月には小売・流通向けセールス・プロモーションや伊藤ハム <2284> 生産工場向け人材提供などを展開する藤栄テクノサービスを子会社化した。M&Aも活用した事業領域拡大に加えて、ネット通販市場拡大なども追い風となり中期成長が期待される。

  8月7日発表の今期(14年3月期)第1四半期(4月~6月)連結業績は売上高が61億45百万円(前年同期比9.5%増)、営業利益が77百万円(同5.8%減)、経常利益が78百万円(同8.6%減)、純利益が42百万円(同6.9%増)だった。SPO事業が同11.0%減収と低調だったが、BYS事業がコンビニ向け棚卸需要拡大などで同94.8%増収となり、HR事業も同6.5%増収だった。一部高粗利クライアントの直接雇用化の影響で営業減益だが、繰延税金資産計上で最終増益だった。

■今期は2ケタの増収増益、配当利回り3.4%

  通期見通しは前回予想を据え置き、売上高が250億円~270億円(前期比8.8%増~17.5%増)、営業利益が6億円~7億円(同18.0%増~37.7%増)のレンジ予想としている。連結月次売上動向(前年比、参考値)を見ると13年7月単月が7.5%増、13年4~7月累計が9.4%増と好調である。事業領域拡大戦略に加えて、有効求人倍率が改善傾向を強めていることや、ネット通販市場が拡大基調であることも追い風となって好業績が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、戻り高値圏の320円近辺から反落して300円台を割り込んだ。足元は安値圏の290円近辺で推移している。ただし8月21日は280円まで調整して6月7日の安値278円に接近した後、終値では前日比6円(2.08%)高の294円に切り返した。

  8月21日の終値294円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPSは未公表のため営業利益予想のレンジ中間値を基に推定した連結EPS31円50銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は3.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS308円39銭で算出)は1.0倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面だが、8月21日の安値圏での下ヒゲ陽線で下値を確認した形だろう。出直りのタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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